
は〜オレマネージャーなれないかも・・
スキルも今一だし、パートナーから好かれてないしな・・・
英語も・・そろそろ転職かな。、
公認会計士・税理士のKENです。
こんな風に辛い思いをされている方、いらっしゃるかと思います。
監査法人でマネージャーになるのは、一つの関門であり、監査実務力だけでなく、英語や社内政治力・・様々な力が求められますね。
私は現在独立していますが、監査法人のスタッフ時代、シニア上級やアシスタントマネージャーの方で昇進に困っている人に共通して足りない能力。
それは監査実務力以上に、社内政治力、コミュニケーションの力だったように感じます。
逆に監査実務力がそこまでなくとも、人柄がよかったり、人間関係、社内政治を円滑(器用に)行える人は昇進していきました。



私は、独立し、今でこそお客さんや、仲間に恵まれて仕事できていますが、私自身、スタッフ入所時期、コミュニケーション力が低く、同期の飲み会にもあまり誘ってもらえなかったことがありました。
学生時代の交友関係もそこまで広くなく、また上司からもそこまで好かれてない?と思っていたため、危機感を感じた時期がありましたが、
以下のような方法で少しずつコミュニケーションの力を養っていきました。


以下、マネージャーになれるか瀬戸側の状態の方の助けになれば幸いです。
好かれている人のコミュニケーションを徹底的に観察する。
私が行ったことは、入所した当時、二つ上のJ3の人がコミュニケーションをとる際に気をつけていることを徹底的に真似るということでした。
今思うと、早い段階に自分の内面や、コミュニケーションについて向き合う時間を作れたのは本当によかったです。
以下のようなことを気をつけ、行いました。
マウントの取り方に気をつける。
自分が頭で考えていることを「そのまま」口にしない。
マストである報連相以外、必要以上に自分からあまり話さない。
コミュニケーション力を向上させるためのサービスを利用した。
マウントの取り方に気をつける。(ただ自分の主張はしっかりする。)
マウントというと、「自分の有能さの誇示」ということで、あまりいい響きがありませんが、
会計監査のようなロジカルさを要するコミュニケーションの上に「感情」がのると、それは得てしてマウントを取り合うコミュニケーションになりがちです。
(職階に関わらず、)自ら行った監査手続きについて主張を行うからです。
そして職階が上がるにつれ、仕事にも責任が伴い、コミュニケーションにも重みが増します。
そういった際、上長の感情を逆撫でしないように自分の主張を行う必要があります。
ですので、思ったことはある程度シンプルに、ストレートに伝えることが(あまり深く考えずに!)結果的にコミュニケーションをうまくいかせるコツになってきます。
マストである報連相以外、必要以上に自分からあまり話さない。
コミュニケーションに対して苦手意識があった頃の私は、口がたくさん回ること(口八丁手八丁)がコミュニケーション力が高いことの現れのように感じていました。
それは相手がスタッフであろうと、シニアパートナーであろうと、同じです。
周囲から信頼されたり好かれる人は、自然にこれができています。
つまり、相手が忙しくしている時など、不要に話しかけたりしません。
逆もしかりです。話しかけてほしくないタイミングで話しかけられたら、相手がシニアパートナーであろうと



少し、後にしてもらえますか?
のように、
はっきり自分の立場を立てないと、結果的に、自分を大切にできない頼りない存在だと相手の目からは映ってしまいます。
自分が頭で考えていることを「そのまま」口にしない。
コミュニケーションは相手に伝わって初めて意味を成します。
常にそれを念頭においてコミュニケーションを取らないといけません。
つい自分の頭の中にある言葉をそのまま相手に向かって発言してしまいがちですし、それがそのまま相手に伝わっているものと錯覚しがちです。
自分が伝わっていると思っても、相手に誤解されていることが往々にしてあります。
いつでも相手に伝わる言葉でコミュニケーションをとる。
コミュニケーション力を向上させるためのスクールに通った。
これは、当時のJ3の方の紹介で通いました。
下記のスクールです。


【公式】コミュトレ|全く新しい実践形式のビジネススクール
私自身、いくつかコミュニケーションのスクールを検討した中から通学を決めたスクールです。
同じようにコミュニケーションに悩みや不安を抱えているビジネスマン(それも商社マンやコンサルの方など)素晴らしい経歴をもった方もたくさん通学していました。
スクールでは、話す上で基本となる聴く姿勢や、表情の取り方など、簡単なことから一つずつ、実践に次ぐ実践で少しずつスキルアップできるように講座が作られています。



監査チーム内でのコミュニケーションで活用できるかな??
と最初は、とても不安でした。
しかし、監査チーム内どころか、プライベート(恋愛)にも応用ができ、自分の中にあるコミュニケーションに対する壮大なハードルを下げることができました。
費用も安くありませんし、コミュニケーションの学校だから、無理な営業をさせられる心配もありましたが、全くの杞憂で、
講師の方も同じようにコミュニケーションに課題を感じていた人(元受講生)が講師になっているケースも多く、
コミュニケーションが苦手な人の悩みというのをよく理解しています。
無料体験会も実施しているので、是非お話し聴いてみてください。
転職という選択肢について:
ここ最近の転職事情を鑑みると、マネージャーに昇進したかどうか、という点は監査法人から外部へ転職する上で大きなポイントにはなってきません。
※主査を経験したかという点は、上場企業への転職では一つのポイントになります。
それ以上にご自身の経験の棚卸しがしっかりできていることの方が重要です。
そして、経験の棚卸しについては、是非転職エージェントのサービスを利用してみてください。
自分では意外と大したことないように感じていた実績が第三者の他者からみたら、すごい実績になることも本当に多いです。
〇〇の個別科目の手続きを実施した
内部統制の手続き✔︎を実施した
有報・四半期報告書の開示✔︎を実施した
監査計画の立案から全体監査、社内審査までを担当した
こういったことは、分かりやすく皆一応や職務経歴書にも記載できます。
ただ、あなたが気づいていないあなただけの強みというものが、監査を何年も行っていると、確実でてきます。
是非、転職エージェントをうまく活用して、カウンセラーと二人三脚になり一緒に見つけ出していってください。
ちなみに、監査法人からの転職で最もオススメなのが、
シニアの後半、アシスタントマネージャー、マネージャーの職位というのは、監査法人内の市場価値としては最高値です。
最も高いオファー年収がでるのがこの職位です。
他の記事にも記載しましたが、マイナビ会計士は、履歴書・職務経歴書の作り込みに今ひとつ自信が持てない方向けに、そして報酬交渉にとても力をいれています。


シニアの後半や、アシアスタントマネージャーのレベルになってくると、報酬交渉一つで、転職先の年俸が+100万、-100万前後します。
是非、プロの力を借りて、高い年収、年俸を獲得してください。
(参考)
参考までに私が4社経験して独立するまでに利用した会計士向け転職エージェントの総評を記載します。
こちらも参考にしてみてください。
終わりに
監査法人におけるマネージャーの職位は、数ある会計士のキャリアの中でも本当に一つにすぎません。
監査法人の外を一歩でると、事業会社や、金融機関、コンサルティングファームや税理士法人で活躍している会計士に多く出会います。
転職という選択肢も考慮の上、是非ご自身のキャリア形成を行なっていってください。