当コンテンツでは、TOEIC試験まで2週間に迫ったところで、ラストスパートにできる効率のよい試験対策についてお伝えします!
TOEICは、日頃の弛まぬ努力の中で、地道に英語力をつけることがスコアアップしていく上で重要です。
TOEICを越えて、英会話、ビジネス英語を学ぶ上でも同様のことが言えるでしょう。
しかしながら、その特殊な試験形式ゆえ、純粋な英語力以外の力、テクニック、勉強戦略がスコアに影響してくる側面もあります。
是非、直前にできる対策について、ご確認ください!
全7パートの中で、点数が伸びやすいパートに注力して対策!
TOEICテストには、短期で点数が伸びやすいパートと伸びにくいパートがあります。
具体的には、以下のような順番です。
(前の方が、点数が伸びやすく、後ろに行けば行くほど点数が伸びにくいです。)
part2 → part5 → part6 →part3 →part4 → part7 →part1
part2をあなどるなかれ!
part2 → part5 → part6 →part3 →part4 → part7 →part1
ご存知の通り、part2に至っては、難易度が低いです。
英語力のレベルとしては、中学英語で対応できるものが多いですね。
おそらく初見でもある程度の点数を確保できる人も多いでしょう。
ただこのパートで、20/30点レベルで点数が安定していない人、まだまだ伸び代があります。
part2に至っては、「どうせ大したレベルじゃないし!」と半ば高を括って後回しにしがちですし、
高校や大学受験で、ある程度英文法を学習した人にとっては、特にそうでしょう。
しかしながら、
このパートで点数が安定しないということは、英語の根本的な基礎力に”抜け”があるということを示しています。
そして、このpart2で必要とされる英語の基礎力の”抜け”が、あと工程のpart5,6→3,4→7→1の解答率に知らず知らずのうちに影響を与えます。
知らず知らずのうちにです。
TOEICの試験で出題される英文法というのは、一見無数にあるようにみえて、実際のところ、かなり限定されています。
それは、各パートごとに「part2の文法範囲はこの範囲」「part5の文法範囲はこの範囲」「part6の文法範囲はこの範囲」といったものではなく、
TOEICテスト全体として、範囲が決まっており(もちろん一般に公開はされていませんが。)、その中で、手をかえ品をかえ(出題形式をかえて)各パートで出題されています。
ですから、part2の出題の知識のもれ=英語の根本的な基礎力の”ぬけ”は、他のpartでの正答率に影響を与えています。
ですので、「part2はある程度、点数がとれるから大丈夫!」と蔑ろにはせず、
part2の学習にて、丁寧に英語力・TOEIC力の基礎力をつけること、ないし、基礎力のもれをなくすことを心がけて下さい!
part5,6のポテンシャル、飛躍可能性!
part2 → part5 → part6 →part3 →part4 → part7 →part1
part2同様、part5,6もTOEICテストの基礎です。そして、英語力の基礎にあたります。
ラスト2週間で大きく点数が伸びるポテンシャルを秘めており、
何より、part5,6で培った力は、part7の読解問題で必ず活きてきます。
あまり実感が持てないかもしれませんが、TOEICの読解問題part7というのは、かなり機械的・システマティックに作成がされています。
大量の問題数で構成されているので、かなりの英語力(文法力、読解力)が求められるように一見感じますが、実際は違います。
別ページにて触れますが、出題されている文章、さらにはその文章を構成している文法は、多く類似していおり、上述した通り、文法範囲も限定されています。
そしてその読解力の基礎、
文法力の基礎をつける鍵となるのが、part5,6の訓練、学習です。
ここのパートで、25〜30/40点あたり、もしくは
「あれ?今回は、35点もとれちゃった!」
「今回は、24点か・・・・」
こういう人は、要注意です。
先述した通り、受験英語をある程度勉強した人にとっては、part5,6は、、
「なんとなくは解ける。けど、時々なんか間違える・・・」
こんな感覚がある人も多いのではないかと思います。
※この感覚がある内は、点数が安定しません。し、実のところ、伸び代がかなりあります。
受験英文法 とTOEIC英文法 は「イコール」ではありません。
(両者が全く違うもののように論じているTOEIC指導者もいますが、両者が全く違うものとはいえない一方、根本となる文法知識について、両者で重複するものは多くあります。)
ただ、
受験英文法 ≒ TOEIC英文法 (受験英文法とTOEIC英文法がほとんど同じもの)
受験英文法 だけでは足りない!「+αでTOEIC英文法を学ぶ必要がある」
このことを強く認識する必要があります。
点数が乱高下してしまっているのが、何よりの結果であり、改善の余地があります。
ただ、幸いなことに、part5,6の文法対策というのは、
直前でも対策が可能です。
というより、直前で集中して、知識の抜け穴を埋めていく作業が、15点、20点、25点・・(そして、+part7の正答率の向上)
直前2週間前でも大きく本番の点数向上に貢献します。
直前というのは、焦りの気持ちもあり、少しでも勉強しようと、集中力が増します。
是非、その状況を利用して、part5,6の点数アップを目指してください!
part5,6のラストスパート、最も効果的に、かつ効率的に学習できる問題集はこちら↓↓↓
ラスト2週間は単語を後回し!
TOEICの模試を初めて解いた時や、ある程度TOEICの学習を進めた方は、「語彙」の少なさという課題に直面するかと思います。
文法問題でも長文でも、リスニングでも、「単語が分からない」という状況は、
自分の実力不足が、かなりわかりやすく現れる一つのポイントです。
とてもわかりやすいです。だから勉強もしやすいんですね。受験勉強の名残あり、暗記作業は自分の実力が向上している自己肯定感があります。
語いの強化、単語量を増やすことは、TOEICに限らず、英語学習にとっては必須です。
ただ、単語学習は日頃の積み重ね、また単語集の回転数などにより、ある程度、記憶にしっかり定着するまで時間がかかります。
直前に、一気に詰め込むことで、本番で少しでもいい点数を!という気持ちはわかりますし、
実際、私も同じことをした経験があります。
ただ、付け焼き刃のウル覚えで覚えた単語は、結局、いざpart5,6もしくはpart7で出題されても・・・
・・・あれ!?これ確か覚えた単語のはずなのに、意味がでてこない!!!
こういったことに高い確率で直面します。
結局のところ、単語の暗記は、見た瞬間0.1秒レベルで、意味が思い浮かばないと、使い物になりません。
TOEICは時間との戦いです。
意味が出てこない・・・!!!
試験中、こんな状況に陥ると、少なからず焦りますし、その焦りがタイムロスにつながります。
であれば、中途半端、付け焼き刃の単語学習に時間を費やすのではなく、
part5,6の知識のモレをなくすことに尽力することを強くお勧めします。
part5,6の文法は範囲が限定されていますが、単語は結局のところ範囲がとても広いです。ですので「モレ」があって、OKなんです。絶対に単語を完璧を目指そうなんて考えないでください。
模試を通じて解く技術、テクニックを身につける!
TOEICは出題形式が決まっており、その出題形式は、「模試」を解くことで確認ができますね。
ここでは、模試をとくことで、本番で活用できるテクニックについて、お伝えします。
Directionを基本的に読まないし、聞かない。
TOEICは、各パートごとにdirectionがあります。問題の説明文です。
このdirectionについては、市販で販売されている模試のものと本番で出題されるもので「同様」です。
ですので、各パートのdirectionの内容については、「模試」で事前に確認をしておき、
本番では、directionは、聞かない。し読まない。
これを徹底してください。
リスニングパートに特にいえるのですが、part1〜4について、part1であれば図、part2であれば質問に対する回答文、
part3,4であれば、質問文と回答文が、事前に確認できます。
directionが流れている時間は、思いの外、長いです。
この時間を利用して、事前にpart1であれば図、part2であれば回答文、part3,4であれば質問文と回答文を確認しましょう。
いわゆる「先読み」の技術です。
特にpart3,4は、上級者を除き、どんどん「先読み」をしていかないと音声のスピードについていけなくなり、解答が困難になります。
directionが流れ出すタイミングから、part3であれば、Q32〜34、part4であれば、Q71〜73の問いの先読みをどんどん行いましょう。
先読みの詳しい方法については、別のコンテンツで詳しく説明いたします。
マークシートの色潰しは、必ず「鉛筆」を利用する!
問題を解いてみてわかるのは、マークシートの色を塗っている時間は、できる限り削減したいところです。
シャーペンと鉛筆では、リスニング100問、リーディング100問解くとなると、塗っている時間のトータル時間に雲泥の差があります。
特に、リスニングパートであれば、次から次へと問題が、流れるため初心者はもちろん、上級者でもどんどんと塗っていかないと、次に進めません。
是非、鉛筆を利用するようにしてください。
リスニングパートでは、「マーク」の横に常に鉛筆をセットしておき、スタンバイ!
part1,2では、問いが流れ、その回答をA〜Dの選択肢の中から解答を選択します。
その際に、まず「A」マークのすぐ横に鉛筆をセットします。音声が流れ出します。
ある程度確信をもって、「A」だと思ったら、少しだけ「A」のマークに鉛筆で色をつけておいて、次に「B」そして「C」「D」の横にと鉛筆をずらしていきます。
四つの選択肢を聞いた段階で、「やはりA」だと思ったら、サッと戻ってマークの続きをし、
「B」「C」or「D」だと思ったら、そちらをマークします。
※この際、余程時間に余裕があるとき以外は、いちいち「A」に少しだけついた「色」を消したりしないようにしてください。(時間が勿体ないです。)
また、
※選択肢を最後まで聞いている最中、突然ド忘れして、
あれ?確か最初の「A」が正しかったような・・あれ「B」だったっけ・・?やばい、忘れてしまった!
「A」に少しだけ色をつけておくことで、このような事態を防げます。
TOEICの正答判定は、仮に「A」に少し鉛筆の跡があっても、「B」にしっかりチェックがついていれば、「A」がカウントされるようなことはありません。
その後は、次の設問に移行し、やはり同様に「A」のマークの横に鉛筆をセットすることから始めます。
そして、質問が流れるたび、「B」「C」「D」と鉛筆をずらしていきます。
とても簡単なことではありますが、是非実践してみてください。
まとめ
直前2週間は、スコアアップに直結するpart2、part5,6に対策に習熟することを意識してください。
特に、文法知識のモレをなくしましょう。
また、模試を通じて、回答テクニックをマスターして、少しでも本番を優位に進めていきましょう!
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