もうネイティブキャンプを一年もやっているけど、全然上達しないな・・
少しはボキャブラリーも増えて、自己紹介もできるようになってきたけど・・これじゃまだちょっと・・
オンライン英会話を利用して実力が伸び悩む方はいらっしゃるかと思います。
特に、ネイティブキャンプを使用して英語力を高めるには、適切な使用方法が大切です。
当記事では、ネイティブキャンプで英語が上達しない人がとるべきつのアクションについてお伝えします。
まずは結論です。
- 徹底的に復習する
- メモをとる
- 自分のレベルに合った教材、もしくはやや優しめの教材から取り組む
- 自分の英語を勉強する目的は?そこから逆算してインプット、アウトプットの方法を考える
解説していきます。英語のみならず、何かを新しいことを習得する時の本質です。
徹底的に復習する時間をつくる
人の脳には新しく覚えたことをどんどん忘れる仕組みが備わっています。
ということは、「新しく覚えた!=忘れる」ということをあらかじめ逆算して英語の学習に取り組まなければなりません。
これを表したのが有名な、エビングハウスの忘却曲線です。
1日後には、74%
1週間後には、76%
1ヶ月後には、79%
この数値の厳密さはともかく、特に覚え始めの初期の時間帯、つまり1日後に70%以上、多くのことを忘れてしまうんです。
これは、頭がいいとか悪いとかの問題ではなく、人の脳の機能です。
ですから、(むしろ頭のいい人は)このことを逆算して忘れることを考慮に入れて、何事も学習計画を立てます。
そして復習のポイントは、一度忘れかけてから。
例えば、legible(=読みやすい)
という語彙を覚えた時、
5分後、10分、30分後に、
legible(=読みやすい)・・legible(=読みやすい)・・legible(=読みやすい)・・legible(=読みやすい)・・legible(=読みやすい)・・legible(=読みやすい)・・legible(=読みやすい)・・legible(=読みやすい)・・legible(=読みやすい)・・legible(=読みやすい)・・
と何度も唱えるのではなく、3日後とか改めて単語帳をめくって、覚え直す、
次、また忘れた時、7日後に覚え直す。
このようにある程度反復期間を設けて、一つの語彙であったり、文法事項のタスクを完了させましょう。(でないと、知識が積み上がりません。)
メモを取る
二つ目はメモを取るということです。
一つ目の復習することと重複しますが、30分講義の中で、30分相当のボリューム分全てを一度に吸収(インプット)することは難しいです。
あなたは30分の講義をどれだけ吸収できていますでしょうか?
おそらく数分程度の内容かと思います。
そして、少しでも多くのことを吸収できるように、後々見返せるよう、忘れてもいいようにメモを取る必要があります。
30分を後々実りのあるものにしましょう。
チャットボックスの活用
ネイティブキャンプには、チャットボックスが設けられています。
本来の用途ととしては、口頭でのコミュニケーションがうまくいかない時用の補助ツールですが、
チャットボックスにはチャットした内容の履歴が残り、あとで見返すことができます。
ですので、先生に一言断りを上で、
Let me take a memo on the chat box /
Can I take a memo on the chat-box ? I’d like to review after this lesson!
(メモを取ってもいいですか。レッスン後復習したいので!)
その後、レッスン後に自分の紙のノートにまとめるなりして、ネイティブキャンプ用のノートを一冊作ることをおすすめします。(これは必ず成果、上達につながります)
ノートを作るのが億劫の場合・・
レッスン後、チャットボックスを2,3分眺める程度のことはぜひやってみましょう。
そうすると、
あの時の表現なんだったっけ!?ちょっと次回の講義で質問してみよう!
このシチュエーションでは、どうやって伝えればいいのかな??
など、新たな疑問が芋づる式に出てきたりします。
それを調べたり、聞いたりする過程で英語力が少しずつ増してきます。
時間のない時などは、チャットボックスを見返してみる習慣つけていきましょう。
自分のレベルにあった教材、もしくはやや簡単なものから使用する
私は、ほとんど座学(1ヶ月のフィリピン留学のみ経験)でTOEIC900点取得しましたが、
TOEIC600、700点程度の頃、より自分の英語力をあげるために、自分の英語力をこえた教材に手を出したりしました。
もちろん、リーディングしているとと途中で止まったり、リスニングしていると内容が聞き取れないことが多々あります。
英語を上達する上で一つ重要になるのが、”英語の回路””英語脳”を作り上げる必要があることが挙げられます。
これは、多読多聴によって養われるとも言われており、この際、あまり立ち止まらないで、
意味をとり続けながら読む、聴くという過程が必要になります。
そのため、自分のレベルより少し易しめの教材から取り組むようにしてください。
ネイティブキャンプには幸い、受講生のレベルに応じた教材を多く取り揃えています。
自分の取り組みやすそうなものからチャレンジしてみましょう。
ネイティブキャンプネイティブキャンプで上達しない人がやってしまいがちなアクション
ここからは、ネイティブキャンプで上達しない人が、やってしまいがちなアクションについて解説します。
とにかくフリートークをひたすらすれば、喋れるようになれるという誤った認識
ネイティブキャンプのかしこい使い方は、やはり定額喋り放題、、つまりアウトプットにあります。
アウトプットするためには、インプットの素材が必要です。
実際のところ、コミュニケーションは非言語(表情やボディランゲージ)からくる視覚情報が50%以上と言われています。
ですので、英語の意味取りができなくても、何となく雰囲気でコミュニケーションがとれてしまうこともあります。
フリートーク喋り放題で、雰囲気に任せて話しまくれば一見話せるようになれるのでは?
と思ってしまいがち。しかし、英語力を向上させるという目的からは、ボディランゲージは少しベクトルがずれますね。
しっかりと意味取りができないといけません。
そして、その意味取りを行う上では、先ほどのインプットの素材あってこそです。
ですから、フリートークもただ会話を楽しむ時と、例えば他の授業で消化不良になった文法事項を質問する場などとうまく使い分け、
単語(ボキャブラリー)、文法、発音事項の学びを深めていきましょう。
ネイティブスピーカーにこだわる
ネイティブの講師は、全講師の中で大体2割程度です。
そして、ネイティブスピーカーは、確かに自然な形式で話すのは上手いですが、必ずしも教えることに長けているわけではありません。
一方で、フィリピンでは、英語は第二言語(ほぼ第一言語ですが)であり、また教えることがメインのジョブとなっている人が多いため、
講師の技量が驚くほど高い人も多くいらっしゃいます。
私個人的にはですが、フィリピン人やセネガル人の発音で学ぶのにこまったことはありませんでしたし、
多くの人がそのように口を揃えて行っています。
もし、ネイティブスピーカーにこだわっている人がいらっしゃいましたら、ぜひその他の国籍の講師も試してみてください!
自分の英語力の現状把握と、自分が英語を学習する目的が不明確
フリートークばかり行なっている人が英語力がつかないように、
自分の英語の素地がどのようになっているか?ボキャブラリーの量、文法知識の把握、発音の認識がどの程度行えていて、
四技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)のどこに弱点があるかわからないと、
中々英語力はついていきません。
今一度自分の英語力のレベルを見つめ直してみてください。