公認会計士の転職失敗事例

  • URLをコピーしました!

みなさん、こんにちは!

いつも当サイトをご覧頂きありがとうございます^^ 公認会計士・税理士のけんです。

突然ですが、特に監査法人勤務の方。

あなたは、同期の飲み会でグチを言ったり、同期や先輩のウワサ話をしたりしていますか?

「いつ辞める?」なんていう話に耳を傾け、

「ちょっと早い気もするけど、もう転職の時期なのかなぁーみんな転職しているし・・」なんて思ったりしていませんか?

監査がつまらなかったり、やりがいを感じられないと思うことはあるにしても、自分の人生のペースを無意識の内に他人に委ねるようなことはしないでくださいね。

私は、焦って転職して失敗した同期をたくさん知っているからです。

目次

転職失敗事例

同期Tさん:監査法人4年目で退職→大手製造会社経理部

監査以外の仕事がやりたくなった。ラーニングカーブが3年目を境に鈍化してきたこと。

また、退職者が急に出始めた。法人のall宛のメールで、急に同期が退職し始め、他人事ではないと感じ始めた。

監査でなければ、もっとスキルアップできれば何でもいい。幅広く考えたい、といった理由で転職したが、

経理は面接で聞いていた以上に、やれることが限られていて、ルーチンワークが多い。

もう少し、自分がやりたいことを明確にして、棚卸しして入社後の自分の希望とのミスマッチがないようにすべきだった。

同期武田さん:監査法人5年(インチャージ)→ベンチャー経営企画部

将来、CFOを目指すべく、事業会社で様々な経験を積める環境で仕事したいと思ったが、経営企画以外の雑務業務、総務業務などもこなすことが多く、

思ったよりブラック企業とはこういうことをいうんだと幻滅した。やはり自分は専門機関の方が合っているということに転職してから気づいた。

近いうちに、またFASに転職したい。また、事前にどういう会社かエージェントにしっかりヒアリングする。

同期大野さん:監査法人5年目(インチャージ)→IT大手経理部

監査はもうこりごりで転職した。

経理部で安定した環境でのんびり仕事したいと思って転職したが、転職したら今度は、監査対応を任されることになって、

監査法人から大量の資料依頼がきて、辟易している。

事前にどんな業務を任されるか、しっかり聞いておく必要があったし、自分のやりたい業務をしっかり伝えるべきだった。

入社してからだとそれが伝えづらいし、棚卸しが不十分だったと自覚している。

同期鈴本さん:監査法人4年目→大手FAS

監査の知識をベースに、もっと自分の専門性というものを深めたいと思った。

それにはFASが一番だと思い、大手FASに転職したが、DDばかりやらされていて、結局監査法人と似たようなことをしていることに気づいた。

もっと様々な経験を積むのならば、中小中堅FASの方が適切していると感じるし、独立するにも必要な経験が積める。

そう何度も何度も転職すべきではないし、big4なら間違いないと思ったが、もう少し慎重に転職活動すればよかった。

1年先輩:大島さん:監査法人3年目→公認会計士事務所

資格をとったら、独立したいと思って準備していた時に、圧倒的知識不足であることを痛感し、税務の勉強をできる小規模の事務所に転職することを決める。

最初はハローワークなどでも探したが、あまり情報がないため、転職エージェントに登録した。事業会社の案件は沢山紹介されたが、小さい公認会計士事務所はどこもやることが同じで違いがあまりわからず、

面接を受けて最初に内定をもらったところに転職を決めた。

しかし、入ってみるとあまり余裕のある事務所ではなく、業務内容は記帳代行が多く、独立のために必要のない業務も多く、もっと求人を精査してから、転職活動すればよかった、と今少し思っている。

完璧な転職先などない。しかし、完璧に近づける努力をしないとあとで後悔する。

上記は私の同期から意見を求めて、私が書き起こしたものになります。ご覧頂くと、準備不十分で転職に失敗している事例が見てとれるかと思います。

エージェントの調査によると、大体会計士の転職結果について満足している人は、60%程度と言われているようです。

40%程度の人は、何かしらに不満があるようですね。

経理や財務は実際に入社してみると、会社の都合で面接で話していた内容と少し異なる業務を任されることがありますし、

人間関係については、当たり外れがあるので、中々全て希望通りの転職先というのは難しいかもしれませんが、

ある程度下準備が必要です。

満足いく転職を実現するための心掛けとして

会計士が転職活動を成功させるにあたっては、いくつかマインドセットが必要です。

大前提

大前提として、転職活動においては転職エージェントは必ず使いましょう。

転職活動は情報戦です。少しでも求人の数、求人の情報、求人の理解、を知っているだけで、行動の方向性が変わってきます。

そして、求人は自分で探すのは非効率で、転職エージェントのもとに集中します。

こちらは無料で利用できるので、使わない手はないですし、

求人の情報だけでなく、自己分析のやり方、自分が気づかない思考の癖に気づかせてくれ、成長できるメリットがあります。(カウンセラーとの対話の中で)

どこのエージェントカウンセラーも無理矢理転職させる、ということもなく、あくまで求職者の希望を第一優先に考えてくれます。

是非利用しましょう。

転職で何を実現したいのか明確に

あなたは会計士としての専門性を高めたいですか?

もしくは長期に渡って、腰据えて働ける業務量が少なめの経理職に転職したいですか?

もしくは、もう会計ではなく別の経営やマーケティングなど、別の専門知識をつけたいですか?

CFOを目指したいですか?

転職活動中は、常に自問自答しながら、求人と向き合い、自分の本音に正直になって活動を進めていくことは肝要です。

また、活動中に求人を見ていく中で、自分の趣向が変わることもあります。

そういう時はそんな自分の気持ちの些細な変化を見逃さず、客観的になって、「もしかしたらまた変わるかも?」と考えながら、

じっくり活動を進めていってください。

正解主義からの脱却

会計士試験に合格すると、もはや考える間もなく、監査法人の面接が始まります。

皆半ば無思考的に、監査法人に就職します。公認会計士資格の要件を満たすために、監査法人は都合がいいのもあって、とりあえず監査法人に就職しますが、(それがある種の正解)

それ以降は、皆自分の人生です。正解はなく、自分で自分の正解を作っていくプロセスが必要です。

時々「やりたいことがわからない」「迷走している」

という人がいますが、これは世の中、社会には正解があり、その正解がみえなくなって起こっている現象です。

自分の本音に正直になれば、やりたいことなど自然に浮かび上がります。

その結果、会計士をやめることになっても、やりたいことが見つかったのであれば、それは自分だけの”正解”です。

公認会計士の転職活動は引く手数多

公認会計士の転職先は現状とても豊富に用意されています。

特に初めて転職活動される方、2回目に転職される方などにおいては、書類選考などで落とされることなどほとんどないでしょう。

だからこそですが、転職で何を実現したいか明確にする必要があります。し、

実現できるだけの環境が様々用意されているのです。

なまじ書類が通過し、また会計士の転職面接はそこまで厳しくないので、内定があれよあれよ、といっている間に取れてしまうこともあります。

そんな時は、本当にここでいいか、自分に問うてみてください。

他の人(友人)と自分は違う、みんな求めているものは異なる

私は、ある転職エージェントのセミナーに、友人と一緒に参加したことがあります。

友人の考え、価値観は当然自分とは異なりますが、注意してください。

全く自分と異なる場合はいいんです。(例えば、自分は経理で安定して仕事したい。友人:独立の知識をつけるために転職)

この場合は、自分と全く異なるので、あくまで一意見として客観的にみれ、特に影響を受けることはありません。

問題は自分と似ている場合です。

自分が経理で安定して働きたい。友人も同様である場合、同じような物差しの場合、例えば仮に年収の話が出たときにどっちが多く年収がオファーできたか、

などの話になり、折角ある程度、希望通りに出た内定が「友人より年収が低い」などの理由で、内定を辞退してしますことがあります。

これは極端な一例ですが、無意識的に、このように友人との比較を始めると自分の希望が何なのかわからなくなってしまいます。

転職活動が長期化しても地道に、自分の求める転職先を

特に転職活動が回数が複数あり、面接がなかなか通らないケースです。

早く内定を決めたい焦りから、あまり希望通りの条件でない転職先に決め、入社した後で後悔するケースです。

ある程度の期間を身を置く転職先です。

自分の希望が実現するように、愚直に転職活動を続けることが必要です。

確実に登録しておくべき転職エージェント

マイナビ会計士

もし1社のみ推奨するのであれば、私はマイナビ会計士を一番にお勧めします。

「会計士専門転職エージェント」を謳い、大手マイナビのブランドによる信頼度から利用者が圧倒的に多いのはもちろんなのですが、

私が思うに、マイナビ会計士は、

「求職者会計士に希望にあったキャリアプランを、一人一人オーダーメイドで提案してくださる」

これが一番の特徴です。利用者満足度95%、リピート率最多と言われる所以はここではないのかな、と思っています。

下記が簡単な概略になります。

利用条件(必要資格)公認会計士
公認会計士試験合格者
USCPA のいずれか
利用年代20〜40代
公開求人数600〜700件(全体の2割)
非公開求人数全体求人数の8割
対応地域全国
対応サービス情報収集のサポート
求人の紹介
応募書類の添削
面接対策
入社後のフォロー
一部報酬交渉
紹介可能な事業所監査法人
税理士法人
会計事務所
コンサルティングファーム(FAS、戦略、経営、総合)
事業会社(一部上場、二部上場、ベンチャー)
金融機関(銀行、証券会社、保険)

ご覧いただくとわかる通り、会計士の転職ポテンシャルのある事業所はほぼ全て網羅されていますし、登録後、自分の希望に合わせて、求人をいくつか紹介してもらえるので、求人数で不満が生じるということはまずありません。

詳しくは、こちらの記事にも書いてありますので、ご参照ください◎

なぜマイナビ会計士が圧倒的人気なのか?メリット・デメリット全部列挙します。【公認会計士向け】

私は4度の転職にあたっては、全てマイナビ会計士からサポートいただきましたが、担当者の方も本当に懇切丁寧で、自分では気づけない思考のくせや、客観的なアドバイスも沢山もらえ、転職活動をとても楽に、進めることができました。

マイナビ会計士の登録は、現在無料で行っているので、下記からご登録いただければと思います。

市場の状況などにより、いつまで無料でご対応頂けるのか分かりませんが、金銭的なコストが発生しないうちに様々情報収集されてください^^

ジャスネットキャリア

ジャスネットキャリアは、経理とコンサルティングの転職に圧倒的な実績を出している転職エージェントです。

経理については、後述するMs-japanもよいかと思います。

ただコンサルティング関連の案件については、会計士のポテンシャルを見込んだ様々な、半ばマニアックな 笑、案件があります。

FASを始め、アドバイザリー、FA業務、経営コンサル・・戦略コンサル・・

え?こんな種類のコンサル案件もあるの??

是非登録してご確認頂ければと思います^^

利用条件(必要資格)公認会計士
公認会計士試験合格者
USCPA のいずれか
利用料金全て無料
利用年代20〜40代
求人数約2900件(2021年8月時点)
対応地域全国
対応サービス情報収集のサポート
求人の紹介
応募書類の添削
面接対策
入社後のフォロー
一部報酬交渉
紹介可能な事業所監査法人
税理士法人
会計事務所
★コンサルティングファーム(FAS、戦略、経営、総合)
★事業会社(一部上場、二部上場、ベンチャー)
金融機関(銀行、証券会社、保険)

もう少し詳しい記事はこちらです↓

経理・コンサルの求人数1位:ジャスネットキャリアのメリット・デメリットについて、全て列挙します。【公認会計士向け】

Ms-japan

Ms-japanは、管理部門に特化した転職エージェントです^^

現在の転職市場、公認会計士の40%は事業会社に転職する状況です。

そしてこの熱は、今後もおさまらなく、加熱する可能性もあります。

監査の市場パイは減少していき、組織内会計士の需要が高まります。

こちらも合わせてどうぞ^^

公認会計士の市場価値について考える。

公認会計士の需要と供給について(現代と将来)

Ms-japanは、今後のそんな会計士の市場ニーズを見込んで、事業会社経理、財務、税務部門の求人に特化して、マーケティング、案件紹介しています。

また、私が使った印象しては、数が豊富というだけでなく、

今後、将来性がありそうだな、と思う企業、また業界

また確かに安定的に需要がありそうだな、思う企業、業界を紹介しています。

利用条件(必要資格)公認会計士
公認会計士試験合格者
USCPA のいずれか
利用料金全て無料
利用年代20〜40代
公開求人数約5,700件(2021年12月時点)
非公開求人数非公開
対応地域全国
対応サービス情報収集のサポート
求人の紹介
応募書類の添削
面接対策
入社後のフォロー
一部報酬交渉
紹介可能な事業所★事業会社(一部上場、二部上場、ベンチャー)
監査法人
税理士法人
会計事務所
コンサルティングファーム(FAS、戦略、経営、総合)
金融機関(銀行、証券会社、保険)

こちら記事にももう少し詳しく書いてあります◎

ブログランキング応援して頂けたら嬉しいです!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次