世界4大会計事務所(四大監査法人)big4海外へ就職【ランキングあり】

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みなさん、こんにちは^^

いつも当サイトをご覧頂きありがとうございます!公認会計士・税理士のけんです。

当記事では、公認会計士がbig4(四大監査法人)の”海外”へ就職する場合について、必要になってくる能力や就職難易度、得られるメリットなどをお伝えしていきます。

日本においては、big4(四大監査法人)自体がマイナーな存在であるため、big4の”海外”について、情報としてあまり出回っていないのが現状です。

しかしながら、big4海外事務所は、世界の学生にとってはとてもメジャーな職場です。

是非当記事で、少しでもbig4への理解を深めて頂ければと思います。

目次

big4海外(世界四大監査法人)概要

big4とは以下の4ファームのことを指しますね。

  • Ernst & Young(アーンストアンドヤング)
  • Deloitte Touche Tohmatsu(デロイトトーシュトーマツ)
  • KPMG(ケーピーエムジー)
  • PricewaterhouseCoopers(プライスウォーターハウスクーパース)

「世界4大会計事務所」と言われます。

詳細な説明に入る前に、世界の就職ランキングをご確認頂ければと思います。

このランキングを見ると、big4は日本と違い世界ではとても認知度が高いことをご確認いただけるかと思います。

以下は、ストックホルムに本社に置くUnivesum社の2020年の「世界で最も魅力的な企業の年次調査」の結果です。(World’s Most Attractive Employers Global Business Ranking )

World’s Most Attractive Employers Global Business Ranking 2020

  1. Google
  2. Apple
  3. Microsoft
  4. Amazon
  5. Deloitte
  6. Goldman Sachs
  7. Ernst & Young
  8. PricewaterhouseCoopers
  9. J.P. Morgan
  10. L’Oreal Group

12. KPMG

World’s Most Attractive Employers 2020, 【Universum】

GAFAMを始めとした名だたる大企業の中に、big4が順位を競っています。

これは、2020年だけに限らず、過去を遡っても大体これらの企業面々がランキング上位にいます。

それでは、売り上げ規模も他(GAFAM)とは異なるbig4各社はなぜこのランキングに入ってこれるのでしょうか?

なぜbig4は世界で人気なのか?

なぜbig4はこれほどまでに世界で人気なのでしょうか。日本においては、GoogleやAmazonと比べると知名度にかなりの差があります。

会計に対する見方の違い

世界の学生、ビジネスの現場で生きていくことを考えている学生にとって、「会計」は世界の共通言語だという認識があります。

「会計」を大学卒業後すぐに専門知識として扱い、仕事を通じ、学びを深められるbig4会計事務所は、ビジネスを基礎を学ぶ場としてうってつけの場といえます。

また、「会計」の知識は、税金やファイナンス、投資の知識へと応用が効くことも理由と言えるでしょう。

日本もずいぶん変化してきてはいますが、世界(特にアメリカ)では雇用が日本より、より流動的です。

キャリアのファーストステップとして、「会計」ビジネス基礎を勉強し、その後のキャリアへとステップアップを図ろうとする学生が多いようです。

”会計”から”ビジネス”へ

財務諸表は、会社全体の業績です。

もちろん部門毎、セクター事の業績把握も行いますが、当然のことながら最終的には全社、会社全体で1枚の決算書ができあがります。

財務諸表を知ることで、

もっと言えば財務諸表の構成要素とも呼べるべき、会社の各種取引、内部統制を知ることで(普通の会社員にはそんな権限はありませんね)

会社全体のビジネスが俯瞰できるんですね。上の通り、ビジネス感度の高い学生はそこに目を付けます。

資格取得が不要

世界のbig4へ就職するには、基本的に”公認会計士(CPA)”の資格取得は必須ではありません。

日本では、big4で勤める場合、資格取得が100%前提です。

そして、試験の難易度が比較的高いため(大量の勉強時間が必要ですね)、受験者数また合格者の母数が少なく、よってbig4の競争率も低下します。現在、人手不足が生じています。

一方で、海外では、ポテンシャルがあれば、採用されます。そして、海外のCPAの資格は、日本と比較しそれほど難易度の高いものではなく、働きながら取得する人も多いです。

そのため、門戸は広く、競争率は上昇します。

実力に見合った高い報酬制度

日本で言うところの戦略系コンサルティングファームほどではないにしろ、big4も会計・ファイナンスに関するコンサルティングを行なっていて、総じて報酬水準は高いです。

それも、入社当初から高い報酬を獲得することが可能なので、人気は高くなります。

big4の海外に就職する方法

big4海外に就職する方法ですが、基本的に以下のどちらかになります。

  • 現地法人に直接応募する
  • 転職エージェントを利用する
  • 監査法人の海外出向プログラム(GDPなど)で出向する

現地法人に直接応募する

こちらはレアケースといいますか、本当にこの先ずっと海外畑で仕事がしたい人がとる手段かと思います。

どちらかというと、日本の「会計士」より海外の大学でaccountingを勉強した人が多いです。

ですので、こちらについて詳細は割愛です。

現地の法人サイトや現地の各種メディア情報をご参考をお願いします。

転職エージェントを利用する:マイナビ会計士

big4海外の案件を取り扱っている転職エージェントはほとんどありません。

ほとんどのケースが、上記の現地法人に直接応募になるか、下記のGDPで出向するケースです。

ただ、マイナビ会計士だけは、一部海外案件を扱っているとのことなので、お伝えいたします。

マイナビ会計士は、公認会計士の利用率No.1、顧客満足度95%の名実ともにNo.1の転職エージェントです。

当エージェントがなぜ、登録率No.1か知っていますか?

海外の案件まで網羅しているという保有案件数(4,000件近くあります!)の多さも理由の一つなんですが、

なんと言っても、きめ細やかなカウンセリングに定評があります。

求職者の悩みに寄り添い、その人にあったキャリアプランをオーダーメイドで考案してくださるんです。

それは、マイナビ社のホスピタリティ溢れる精神が社員をそうさせているとも言われていますが、

とにかくこちらの現状把握に誠実に努めてくださいますし、

決して転職エージェント目線で最適なキャリアを押し付けるようなことはせず、こちらの意向をどこまでも尊重してくださいます。

(※転職エージェント目線で、例えば高報酬のコンサルティング会社の案件を紹介してくるようなところもあるので、注意してください。)

もう一点、マイナビ会計士は報酬交渉にとても力を入れています。

企業のブランドイメージに影響を与えないためのなのか、公式サイトなどは掲載されない情報ですが、求職者からすれば、ありがたい限りの情報なので、共有いたします。

マイナビの教育プログラムが、社員の報酬交渉力を徹底的に訓練しているようですね。社員の明るい性格で、企業の人事担当者に懐に飛び込むようです。笑

是非登録して、詳細をコンサルタントにヒアリングしてみて下さい!

※マイナビのプロモーションを含みます。

監査法人の海外出向プログラム(GDP)で出向する

当記事をご覧になられている方の多くは、現在日本のbig4のどこかに所属していて、

「将来は、ニューヨークの現地オフィスで働いてみたいな!」

という方も多いかと思います。

なぜ、海外出向プログラムが激戦状態なのか?

当然みなさんお分かりかと思いますが、

海外出向プログラムははっきり言ってしまえば、

”パートナーに出世するための手段”です。

big4は、社内で仕事していると分かると思いますが、超ドメスティックな組織です。

「え?英語って何?」って感じですよね。

もちろん、社内的に「これからは英語だ~!」「TOEICだ~!」

という風潮はありますし、新人研修ではみんなTOEICを受けさせられます。

しかし、平均点は、500点とか600点ですよね?(みんな英語ができません。)

一方で、big4はグローバルファームです。

新日本であれば、EYにロイヤリティーを支払っていて、

あらたであれば、PWCにロイヤリティーを支払っています。

組織を運営していく上で、英語が使えることは必要不可欠になります。し、

社内で、big4で他の会計士と差別化を図るために、マネージャー以上は英語の勉強を始めます。

そして、海外出向プログラムは激戦となるんですね。

監査法人で出世することの大変さがここからも伝わってきます。

間違いなく仕事の幅は広がるが、勉強することは増えます

英語ができるようになると、日本に帰国後、仕事の幅は確実に増えます。

そうですよね。英語ができる人、監査法人では希少ですから。法人のエースです。

ただ、IFRSにUSGAAP・・・加えてもちろん日本の会計、監査基準・・と勉強しないといけないことは増えます。

big4監査法人勤務の会計士がとるべきアクションは??

英語の勉強は、時間を要します。

多くの人はTOEICから着手しますが、TOEICの点数なんていうのは参考程度にしかならなく、現地でビジネスコミュニケーション(ライティング、スピーキング)が満足のいくレベルに達するのは、かなりの時間を要します。

異文化の人とコミュニケーションをとることは楽しいと思います。

自分も英語が好きで、旅行で現地と人と心が通じ合うととても感動します、、

し、「世界って広いんだなぁ」と思うこともあります。

ただ、あくまで旅行レベル。

big4でマネージャーの人で、「英語ができない・・・」と嘆いている人、結構知ってます。

それは、ビジネス英語コミュニケーションスキルにどこかゴールみたいなものがあると錯覚しているから、ということ

出世が前提にあってのスキルなので、半ば(無意識的に)嫌々やっていること、

ということが原因だと思いますが、(ちょっとネガティブスパイラルにはまってます、、)

すなわち、会計士が会計士として生きていく上では、あまりコスパの良いスキルではないかと思います。

では・・?

(前置きが長くなりましたが)監査法人勤務の会計士が次にとるべきアクションとしては、

・どううしても法人内で、出世したいのでなければ、英語は趣味程度の勉強に留める(人生の時間を無駄にしないように)

・転職:自分が会計専門家として生きていく上で、身に着けたいスキルを身に着ける(税務、ファイナンス、M&A等々)

・転職:会計士ではあるけど、これ以上会計スキルを身につける気がおきない(東証一部上場事業会社、経理職)

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