公認会計士・税理士のKENです。
当コンテンツでは、公認会計士試験勉強や実務期間の中で、長く英語学習から離れてしまった方が、再度英語学習を始めるにあたって最初のハードルになる、TOEIC 800点の勉強方法についてお伝えします。
TOEIC800点以上は、TOEIC全受験者の上位15%に含まれます。
よって、上位層になるんですね。
私は、初めてTOEICの勉強を始めた当初は、800点、900点というと、途方もない点数のような感覚を覚えましたが、実際適切にステップを踏んで学習を進めると、800点という点数取得はそこまでハードルの高い目標ではありません。
重要なのは、どのような学習ステップを踏んだかです。
個別問題集を回しまくる ⇒ TOEICの公式問題集を解きまくる。
このような会計士試験時代の誤った学習方法を取り入れていると、TOEICでも思ったように点数が伸びませんし、英語力もつきません。
それでは、どのような学習方法をとればいいか?以下みていきましょう。
最初に弱点把握
TOEICには、リーディングパートとリスニングパートがあります。(495/495)
一般的には、リスニングパートの方が点数が高くなる傾向にあるので、800点といった場合、
リーディング(375):リスニング(425)これがひとつの理想的な点数配分になります。
これが例えば、R(350)/L(450)や R(410)/ L(390)だった場合には、
リーディングが弱いか、もしくはリスニングが弱いか、のどちらかになりますね。
リーディングが弱い場合
リーディングが苦手な場合について、考えられる原因は大きく分けて以下の三つです。
- 語彙が不足している
- TOEIC文法の抜け落ち
- 読むのが遅い(都度、英語を頭の中で日本語に変換してしまう癖がある。or 返り読みしてしまう。)
語彙が不足している
語彙の不足については、シンプルに単語を暗記に時間を投資することです。
そうすると、記憶にひっかかりやすいものとそうでないものが、1週間の間で差が生まれます。その後の期間で、引っかかりやすいものだけに集中して記憶します。
200単語を「30分!」と時間を決めてパーっと流し読みするんです。集中力が要りますし、緊張感もって記憶作業ができます。(書いている時間はありません。)
20単語をゆっくり1〜2時間、書いて覚える。次の日は、別の20単語を書いて覚える。また次の日は・・・とやっていると、1週間後には、最初の頃のものはほとんど忘れてしまいます。
TOEIC文法の抜け落ち
基礎文法ではなく、あえてTOEIC文法と記載させていただきました。
英語の基礎文法範囲は、中学英語で65%、高校英語で15%、これだけ網羅できれば、少なくとも日本で行われる英語の試験で戦えないということはありません。
しかしながら、上記中学英語、高校英語を完璧に網羅することはコスパが悪いこと、完璧にするよりもTOEIC文法という「中学英語、高校英語」とは範囲を異にする(正確には、一部範囲が異なる)部分を習得することが試験対策に有効であることから、TOEIC文法をマスターすることをおすすめします。(下記の書籍はTOEIC文法を学ぶ上で大変おすすめです。)
読むのが遅い(都度、英語を頭の中で日本語に変換してしまう癖がある。or 返り読みしてしまう。)
一番多くの人がつまづくのがここでしょう。
- 英語を頭の中で日本語に変換してしまう癖
- 都度、返り読みしてしまう
これは、つまるところ、英語に触れる回数が圧倒的に少ない、英語に慣れていない要素が多分にあります。
ですので、ある一定期間時間を設けて英語に触れる機会、時間を捻出する必要があるでしょう。(1日2時間など)
2時間時間を費やす場合のコツとしては、
返り読みしないように・・・日本語に頭に訳さないように・・・早く読めるように・・
などと考えないことです。
このように考えることで、余計な意識が英文を読む時に働いてしまい、結果的に集中して英語を読むことができなくなりますし、スピードもあがりません。
ただ、こういった環境をご自分で作るのが難しい場合もあるかと思います。そういった場合には、英語コーチングスクールを利用することもおすすめです。
英語コーチングスクールは、TOEIC満点など英語力の高いコンサルタントと二人三脚になり、学習計画の見直しから学習内容の選定、英語学習習慣づくりなどを行うスクールです。
セッション(授業)は週1or2程度ですが、セッション中は、直接英語に関する授業ではなく、日々の英語学習の進捗についてシェアし、改善点を洗い出し、改善していくというプロセスをとります。
英語学習は、毎日の積み重ねが大切なため、スクールによっては、日々行なった学習を簡単に報告する制度を設けているところもあります。
こういったPDCAを回すことは受験勉強を経た公認会計士とは相性がいいため、ご紹介させていただきました。
現在、英語市場には、多くの英語コーチングスクールがありますが、以下では私がおすすめできる3社を紹介いたします。
以下、おすすめの英語コーチングスクールを3つ紹介します。
プログリット
公式サイト:https://www.progrit.co.jp/
プログリットは、数あるコーチングスクールの中でも比較的スパルタ指導する英語コーチングスクールです。
- 特別に設計されたテストで4つの観点から英語力を診断
- 日々の時間を1時間単位で細分化して勉強内容、学習進捗を可視化
- 学習状況については、定期的にヒアリングを実施
- 勉強以外にも、日々の生活の見直し方法などを生活習慣改善にコミット
特に英語学習の習慣作りに困難さを感じている方にとっては、とても有意義なサービスになることは間違いないありません。
英語学習の質、量ともに重点をおく、真の英語力向上を目指すスパルタ式英語コーチングスクール。
第二言語習得論をベースにした独自の学習フレームワークを用いて、一人ひとりの弱点・課題に合った最適なカリキュラムを提案しています。
受講者のライフスタイルに合わせて、学習時間も最大限取れるようにアドバイスをもらうことも可能。
毎日のチャットを通じた相談や週次面談でのコーチングにより、日々迷わず英語学習に打ち込める環境を実現しています。
英語学習に特化したアプリを独自開発したことで、教材を持ち運んだり学習管理したりする必要はなくなりました。
創業5年で累計受講者数は、ビジネスパーソンを中心に12,000名にのぼり、160社を超える企業の英語研修にも導入されています。
「+1点のスコアアップが海外留学1ヶ月分に相当する」と言われるVersantテストでは「3ヶ月受講で平均+6.0点(※)」の実績を誇り、日本にいながら留学以上の成果を期待できるサービスと言えるでしょう。
公式サイト | https://www.progrit.co.jp/ |
合計費用(税込)概算 | 435,600円〜 |
カリキュラム | 初級者コース ビジネス英会話コース TOEIC® L&R Test コース TOEFL iBT® TEST IELTSコース ・専用カリキュラム設計 ・専用カリキュラムにもとづいた教材一式 ・英語学習専用アプリの提供 ・コンサルタントによる毎日の学習サポート ・コンサルタントとの週1回の面談 ・VERSANTテスト受験x2回 ・校舎での自習室利用 |
月額費用(税込) | 18,700〜 |
初期費用(税込) | 入会金:55,000 教材費:無料 |
オンラインレッスン | 対応(スクールは東京・横浜・大阪・名古屋) |
分割払い | 12,24,36回払いより可 |
運営会社 | 株式会社プログリット |
最強のコスパ!フラミンゴオンラインコーチング
公式サイト:https://coaching.app-flamingo.com/
上述したとおり、英語コーチングは高額です。
フラミンゴオンラインコーチングの場合、
- 低価格・高コスパにて、コーチングを受けられる
- 初心者〜上級者に合わせて、きめ細かにカリキュラムが設定されている
- オンラインで時短で学びたい人
上記のようなメリットがあります。
フラミンゴオンラインコーチングは、2020年4月に開始されたサービス。10,000人もの高い英語力保持者の中からTOP1%が講師として選別されており、高いクイリティのサービスを低価格で受講することができます。
料金については、とても良心的。少々高額なスクールだと3〜4ヶ月で50万程度かかるところもありますが、フラミングオンラインでは、27.5万円と半額程度。
公式サイト | https://coaching.app-flamingo.com/ |
合計費用(税込)概算 | 一括払い:330,000 |
カリキュラム | ・基本コース ・初心者脱出コース ・ビジネス英語基礎コース ・試験対策コース ・コンサルタントによる毎日の学習サポート ・コンサルタントと週1回のオンライン面談 ・オーダーメイドカリキュラム設計 ・オーダーメイドカリキュラムに基づいた教材一式提供 ・30日間全額返金保証! |
月額費用(税込) | クレジットカード払いのみ対応。金利はなし |
初期費用(税込) | 入会金:55,000 |
オンラインレッスン | 対応 |
運営会社 | 株式会社フラミンゴ |
英語コーチングスクールについては、こちらの記事について詳しく記載しているので、是非ご参照ください。
リスニングが弱い場合
リスニングが弱い場合については、多くの場合、音声についていけない場合が多いです。
音声の内容については、比較的平易な英語で話されている場合がほとんどですが、音声のスピードが早く、解答が追いつかないといったことが多くの方の問題点として、発生する場合が多いです。
この際のリスニングのトレーニング方法としては、オーバーラッピングもしくはディクテーションがとても有効です。
オーバーラッピングとディクテーションの詳しいやり方についてはこちらの記事でご確認ください。
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