みなさん、こんにちは!
いつも当サイトをご覧頂きありがとうございます^^ 公認会計士・税理士のけんです。
当記事では、旦那様であり、会計士であるあなたが果たして「勝ち組」にあたるのか、考えてみたいと思います。
会計士は年収1,000万!!あなたは勝ち組ですよ!!
とか、
いやいや、会計士なんて長時間労働者で、時給換算したら大して稼いでいませんよ。、
とも言いません。
今回の話は前提として、
- 妻から見た旦那の「勝ち組」基準
- 旦那であるあなた自身が考える「勝ち組」基準
には結構な温度差があるんじゃないか、と感じており今回、記事執筆にあたっています。
そして、2パターン両者の中にも「人それぞれ」で感じる「勝ち組」基準は異なり、一概に表現することって難しいなと感じています。
ただ、まずはざっくり両者(妻から見た、旦那から見た)についてそれぞれ観ていきたいと思います。
妻から見た、旦那の「勝ち組」基準
女の人って、キラキラしたものが好きですね。
それは男性に対しても一定程度求めています(意識している、無意識に関わらず)。ブランド価値みたいなものです。
もちろん、表面だけが輝いていて、中身が空っぽのダイヤがあればそれには、逆に一気に幻滅してしまいますが、(人間性が全く伴っていない場合)
そうでなければ、基本的にブランド価値があるものを嫌う女性はあまりいません。
医者
弁護士
商社
銀行員
会計士を長いことやって、時々飲み会などをして思うのは、ここの枠に公認会計士(税理士も)入ってきません。
がっかりします。(公認会計士の価値は後述します。)
上の四つがブランド星3つ(★★★)なら、
公認会計士
税理士
これらは、星2つ(★★)〜よく見積もって、2.5といったところです。
ブランドという意味では、そこまで高くありません。
「旦那は医者」
「旦那は商社マン」
(もちろん幸せな家庭があってとかそういうことが前提ですが、)これらは分かりやすい勝ち組の基準です。
一方で、
「旦那が公認会計士」
「旦那が税理士」はどうでしょうか。
確かに、上述したようなブランド価値のようなものはないかもしれません。
が、
これを聞いて、悪い印象を与える、受けるということは全くもってないと思ってます。
そう。公認会計士はモテる。でも記載しましたが、
公認会計士、また税理士は
- 相対的に高年収(認知度はあまり高くないが、)
- 信頼に足る社会的に意義高い仕事をしている
- 真面目、誠実な人が多い印象
- 勉強ができる
少なくともこういったイメージを持たれる職種です。
公認会計士、税理士と聞いて安心する女の人は沢山います。色んな人と話しをしてきて、それは感じます。
一昔前であれば、医者、弁護士、パイロット、商社マン、銀行委員、
これらには会計士はどうやっても勝てなかったみたいです。圧倒的にブランド価値がもてはやされた時代です。
けど、今どうでしょうか。
終身雇用制度の崩壊に始まり、女の人(男もそうですが)は安定を失うことに一種の恐怖を感じるようになっています。
プロスペクト理論、損失回避です。
安定した職業である公認会計士、税理士、また公務員はもはやブランド価値以上の価値を有しているといえます。
今、OLの合コンしたい職業ランキングでも公務員はかなり上位に入っているようですね。
現代は、
妻から見た旦那の「勝ち組」基準:ブランド価値
↓
妻から見た旦那の「勝ち組」基準:安定
と価値観が変わりつつある過渡期にあります。
旦那であるあなた自身が考える「勝ち組」の基準
それでは、会計士である旦那のあなたにとって、「勝ち組」とは何でしょう?
高い年収?
ブランド企業?
安定した職階?
私が思うのは、
「嫁のニーズを汲み取り、かつ自分が自分の仕事に自信と誇りを持ち、十分な年収があり、幸せにある状態」
かと思います。
いかがでしょうか?
「勝ち組」の基準は人それぞれだと思いますが、
私は以上のように考えます。
では、この
幸せにある状態
になるためには何をする必要があるでしょうか。
監査法人でパートナーになること?
FASに転職して、専門性を磨き、やはり最後はパートナー?
事業会社でCFO?
どれにも私は賛同できません。私が考えるのは一つ。
それは「独立」することです。
独立して、ある程度の収入が取れれば、妻は有無を言わさず、「すごい!」となり安心しますし、
何より、自分自身、本当に自分の仕事を愛し誇りを持てますし、自信がつきます。
なぜ自信がつくのか?
それは用意された正解に対して、モーションを取るのではなく、
自分で問い(ビジネスの課題)を設定して、自分で正解を試行錯誤することで、成功体験を積めるからです。
この状態こそ、「幸せ」ですし、勝ち組と考えます。
監査法人やFASのパートナー、またCFOについて
組織で出世を目指す限りにおいては、常に他の人との競争があり、上の人に評価されながら仕事する必要があります。
パートナーになると、もちろん自分の裁量は相当量増えますが、やはりパートナーの中でも出世競争があり、人間関係のいざこざなんかもあります。
実力主義といいながらも、上に好かれるか、嫌われるかは重要な要素であり、こういう中で自分の満足のいく仕事ができるかはいささか疑問であり、
自分で仕事をデザインしない限りにおいては、心の底からのトライエラー(仕事を創り、失敗し、仮説検証しながら、成功をつかむプロセス)はできなく、従って自信はつきません。
40,000人の公認会計士、皆独立、皆勝ち組
今では、公認会計士の独立のハードルはとても下がっています。
情報インフラ、プラットフォームの発達により、公認会計士を始めとした士業が一番苦労する営業は随分行いやすくなり、1人でも十分活動が可能になりました。
ある程度、監査法人や税理士法人等専門機関で経験を積むことで、専門知識を身につけられれば、独立はそこまで難しくありません。
監査の市場パイは変動し、会計士の仕事のあり方は今後どんどん変わっていきます。
現在、40,000にいる公認会計士がそれぞれの個性を発揮し、皆独立、皆勝ち組になれば、皆幸せになりますね。