公認会計士・税理士のKENです。
当コンテンツでは、BIG4監査法人の一角であるあずさ監査法人の面接対策、および社風について確認していきたいと思います。
あずさ監査法人はBIG4の中でも特に特徴があり、またその一方で面接の対策はしやすいです。
是非、当コンテンツでご確認ください。
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あずさ監査法人の社風
一般的に言われる「真面目」な人が多いという印象ですが、
それ以上にあずさ監査法人が大切にしているのは、専門家、プロフェッショナル以上に「いちビジネスマン」としてのあるべき姿を大切にしようとしている点です。
- 誠実性
- 職業人としてのサービス精神
- 情熱
- チームワーク
- 好奇心、社会に対するアンテナ
- 成長意欲
監査法人のリクルート支援の方々と話をしていると、度々言われるのが「コミュニケーション能力」ですが、
その点もう少し掘り下げていうなら、上記で指すところのチームワークというカテゴリに当たりますが、
ただ、チームワークだけで、監査業務はもちろん完結するものではなく、幅広い教養を長いスパンで身につけていくこと、またそれにみあうだけのモチベーション等なども重要です。
リクルーターのJ2の方々は、皆コミュニケーション力が高いし、その能力を買われてリクルーターに抜擢されていることが多いです。
それがある種成功体験になり、しきりに「コミュニケーションが大事だよ!」といってきます。
ただ、コミュニケーションは感覚的な部分も多いので、知恵を振り絞って難しく考えて、行うものでもなかったりします。
変にコミュニケーションに固執しないことが、逆に人間関係をよくすることもあるでしょう。
あ、この人はあんまり自分のコミュニケーションに変にコンプレックスを持っていない人なのかな?
一方、安心していただきたいのは、初めから仕事に情熱100%なんていう人も少ないのも事実です。
あずさ監査法人には、全体として「若手に成長してほしい」「一人前の監査人になってほしい」という気持ちがかなりあります。
私もそうですが、監査業務も携わっていくうちに、好奇心がわき情熱がわくということも往々にしてあります。
そういう意味で少しずつ、仕事が面白くなっていくということが理想なのかもしれませんね。
チームワークという点では、「切磋琢磨して、競争しながら良いサービスをつくる」というよりは「和気藹々とした空気感の中で、楽しく仕事をしよう」という感覚が強いかもしれません。
その空気感が各クライアントにも伝わり、あずさ監査法人は「雰囲気がいい」というイメージにつながっているでしょう。
あずさ監査法人の面接対策
面接対策①:KPMGブランドに怖じけない。自分でハードルを上げない。
あずさ監査法人は、グローバルでみるとKPMGのメンバーファームです。
KPMGは世界の学生がこぞって志望する人気大企業ですね。
しかしながら、日本でのKPMGの知名度がそこまで高くないことからもわかる通り、
あずさ監査法人は、そこまで就職難易度は高くありません。
公認会計士受験生、ないし公認会計士の中で、トップ企業の一角というだけで、いわゆるグローバルのコンサルティングファームとは訳が違います。
ですから、ブランドに怖じける必要は全くありません。
あずさ監査法人の面接パートナー陣もそのことをよく承知しています。
自分で勝手に想像の中で、就職難易度をあげないようにしましょう。
面接対策②:やはり、いち社会人としての自覚がチェックされる。
公認会計士は会計のプロなので、知識が豊富な人が多く、大手BIG4をはじめ、中堅中小監査法人でも知識が豊富な人は重宝されます。
しかしながら、あずさ監査法人は社風として、特に「ビジネスマン」として、言い換えれば「社会人」として一流になることを社員に求めています。
例えば、私が面接官であれば、ここ直近で起こった会計不正の事例について挙げ、あなたであれば、どこに監査アサーションを強くおいてエビデンスを入手して、リスク低減し不正を看過せずにすませるか。
などと、質問することもしますが、あずさ監査法人の面接では、そのような質問をされることは一切なく(PWCあらたではあります。)
そういった空気感になることもありません。抽象的な議論にはなってしまいますが、
- 誠実性
- 職業人としてのサービス精神
- 情熱
- チームワーク
- 好奇心、社会に対するアンテナ
- 成長意欲
丁度、監査の「倫理規則」に載っているようなことが、採用パートナーとの対話の中で表現できることが内定を獲得する核になるかと思います。
あずさ監査法人への転職難易度(転職前の職場別)
(☆の数が少ない方が、難易度が低いという意味です。)
上述した通り、あずさ監査法人に転職する難易度は高くありません。
特に、監査法人(BIG4でも中堅中小でも)の業務経験者は、報酬も含め、前職同水準でオファーいただけることがほとんどです。
ベンチャーで経理、財務の仕事をしていた人は、厳密な会計基準ではなく、あくまで税法に規定されている会計原則に沿って会計処理を行っていることも多く、
監査の基礎の基礎となる会計知識があまりに乏しい、もしくは試験合格以降かなり忘れてしまっている場合があります。
この場合、スキルとしてやや「難あり」と思われることがあります。
一方で、金融機関でファイナンスの仕事をしていた人(投資銀行やPE)は、監査法人では、M&Aに関するサービスも行っているため、
そちらのアサインをもらいながら、少しずつ監査業務のボリュームを増やしていくということが多いようです。
BIG4監査法人に転職するなら利用したい!転職エージェント
あずさ監査法人であれば(他のBIG4含め)採用サイトが特設されており、自主応募が可能です。
ただ、できれば転職エージェントを利用しましょう。
おすすめは、
- 監査法人からのレスポンスが早い
- 報酬交渉が一部可能
- 面接対策ができる(履歴書、職務経歴書の添削含め)
- リクルート担当OBを紹介してもらえる場合がある
- 最新の内部事情、情報が知れる
- 他のBIG4(場合によっては、中堅中小)との比較も可能
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監査法人側からのレスポンスが早い
監査法人と転職エージェントは、互いに利害関係をもちます。
採用は、会社にとって繊細な問題であり、転職者との関係性もちろんですが、法人と転職エージェント相互間の関係性もとても大切な問題です。
転職エージェントを経由することで、法人側から転職エージェントへの連絡も迅速に行われますし、結果的に転職者への連絡も早いです。
特に、マイナビ会計士は、監査法人とのリレーションが強固(パイプが太い)ので、特にその傾向が顕著です。
報酬交渉が一部可能
監査法人の場合、給与体系がある程度はっきりしているので、前職の給与水準は少なからずリセットされてしまい、「前職手当」が一部支給されるに留まることがほとんどです。
この辺りは、こちらの記事をご参照ください。
面接対策ができる(履歴書、職務経歴書の添削含め)
職務経歴書の添削は、是非お願いしましょう。
基本は自分で、自身の職務の棚卸しをしますが、自分では気づききれない不足分を転職エージェントはよく気づかさせてくれます。
もう一点、転職エージェントで出される職務経歴書の雛形は、
所属の経歴(〇〇監査法人、資本金〇〇円、従業員数○人、何年在籍)
職務の経歴(監査、DD、 IPO)
自己PR
大体このあたりをA4、2枚くらいにまとめるよう言われますが、自身の年齢や、転職回数が多い場合は、
是非上記三つに加えて、
今回の転職の動機
これもしっかり職務経歴書に含めましょう。そして、A4、3枚くらいのボリュームにしたい方がいいです。
職務経歴書は分量が多い分には問題ありませんし、
はっきりいって、みんな転職エージェントのエージェントの雛形に沿って、なんとなく書くだけで、
圧倒的にボリュームが少ないです!
リクルート担当OBを紹介してもらえる場合がある
これは、時期にもよるのですが、採用業務の一部を経験したあずさ監査法人のリクルーターとzoomなどで30分程度界隈する時間を設けていただける場合があります。
これはボランティア、かつリクルーター活動が頻繁に行われている時期限定であるため、エージェントにちらっときいてみると良いと思います。
もし知り合いにあずさですでに働いている人がいればそれでもいいですが、採用担当は外部の人間では知り得ない最新の内部事情に詳しいです。
転職エージェントの情報網、他のBIG4との比較も可能
「あずさ監査法人に入所したい!」と思っても、意外と他の法人のことを知らなかったりしませんか?
簡単な違いについては、下記のコンテンツにもありますが、
big4は、クライアントもそれぞれ全く違えば、面接パートナー、社風も結構違います。
昇進に求められる力も、少し異なります。
是非、求人票に記載されている情報を深掘りして、転職エージェントも利用してどんどん情報収集して比較しましょう。
あずさ監査法人からのネクストキャリア
社風から、転職難易度、転職エージェントを活用する時の注意点について、みてきました。
当コンテンツで一貫してご説明差し上げた通り、就職難易度はそこまで高くありません。
是非、当コンテンツの内容を参考にしながら、あずさ監査法人の内定を勝ち取ってください!
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