公認会計士が転職する際に「学歴」は関係するか??

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こんにちは。公認会計士のKENです。

当コンテンツでは、公認会計士が転職する際に、学歴が関係あるかについて、記載したいと思います。

ご存知のとおり、試験合格後、合格者の8割以上が就職する監査法人においては、就職活動中学歴は関係ありません。

これは、試験合格でもって、その実力が証明されるため、面接および書類選考においては学歴はほとんど考慮されません。(高卒、中卒の方もたくさんいらっしゃいますね。)

それでは、修了考査を経て、資格取得後、転職活動する際にはどうでしょう?

転職時、学歴がいかに考慮されるか??

会計・税務など「公認会計士資格」で仕事をする環境に転職する場合

=学歴は関係ない

会計・税務など「公認会計士資格」で仕事をする環境に転職しない場合(金融機関・コンサルティングファームなどハイクラス転職)

=学歴は関係する

上記が簡潔な結論です。以下詳しくみていきます。

目次

会計・税務など「公認会計士資格」で仕事をする環境に転職する場合

以下のような環境に転職することをさします。

  • 監査法人(big4、中堅中小)
  • 税理士法人
  • 会計事務所
  • 会計系コンサルティングファーム(fasや不正調査、事業再生、IFRSなど)
  • 事業会社経理部、財務部、税務部、経営企画部、内部監査部(上場会社、ベンチャー)
  • 戦略コンサルティングファーム
  • ※投資銀行、PEファンド

これらの環境に共通していることは、会計(アカウンティング)税務(Tax)の仕事、

つまり数字(財務諸表上)の作り込みと、その検証作業が仕事となる環境です。

このような環境では、結局財務諸表上の数字に対する感度があれば、仕事力としては問題ないので、公認会計士資格が担保となります。

つまり、転職時において、学歴の良し悪しは求められません。

会計・税務など「公認会計士資格」で仕事をする環境に転職しない場合

先述しました金融機関・コンサルティングファームとは、米系・外資系の投資銀行、PEファンド、また戦略コンサルティングファームなどのことを指します。

いわゆる年収1,000〜1,500万などのハイクラス転職と言われる場合の転職を行う際には、学歴が考慮されます。

(公認会計士の資格うんぬんの話ではありません。)

これらの組織で求められる能力は、いわゆる「論理的思考力」であり、大雑把に言うと「地頭力」といった力になります。

高学歴卒だからといって、必ずしも地頭力が高いとは言えないものの、傾向として高学歴の人が多いこと、また実際にハイクラス転職を成功させ、転職先で活躍している人は高学歴の人が多いことから学歴が転職活動において考慮されます。

※ちなみにファイナンスの仕事(投資銀行、PE)は、財務諸表を扱うため、

公認会計士の資格をもっていることが転職活動において有利にはたらくのではないか、

ということも言われますが「経理部」に転職するのであれば資格を持つことが仕事を行う上で有利に働く(というより必須に近い)

ファイナンスのバンカー業務(投資銀行、PE)は、数字の作り込みでもなければ、検証でもなく、「お金を運用する力」であり、会計税務の知識とは直接的には関係あるものではありません。

ただ、このような論理的思考力が求められる(学歴が一般的に求められる)ハイクラス転職であっても、

利用する転職エージェントを間違わなければ、たとえ多少学歴に見劣りする部分があっても、

公認会計士の色をうまく利用して、転職を成功させている人も多くいらっしゃいます。

是非、転職活動する際には、登録する転職エージェントを間違わないようにしてください。

そもそも学歴が考慮される転職エージェント

以下で紹介する転職エージェントは、ハイクラス転職(投資銀行、外資系コンサルティングファーム)において有利と言われるいわゆる老舗中の老舗の転職エージェントです。

しかしながら、転職エージェントに登録する時から、学歴フィルターが若干かけられ、コンサルタントの求職者に対する風当たりが学歴次第で変わってきます。利用に注意が必要です。

転職エージェント①:アンテロープ

アンテロープは、ハイクラス、エグゼクティブ向け投資銀行、コンサルティングファームを中心とした難関企業対象とした転職エージェントです。

コンサルタントの方々も、投資銀行出身者、また東大京大、早慶出身者がほとんどで、求職者に対しても同等の能力を暗に求めています。

ハイクラス企業で働く生の声がきけ、仕事内容やワークライフバランスについても詳細な情報がきけるため、優良な転職エージェントであることは間違いありませんが、利用する人次第といったところです。

転職エージェント②:コンコード・エグゼクティブグループ

アンテロープ同様の、ハイクラス向け転職エージェントです。

日本ヘッドハンター大賞初代MVPを獲得したりと実績が豊富な転職エージェントですが、

コンサルタントの質に偏りがあり(特に若いコンサルタント)、どこか事務的で、私個人的には少し相談しづらいと感じました。

コンサルタントの人がおっしゃるに、「学歴があまり高くない人が、冷やかしで登録してくることに辟易している」とのことです。

学歴など考慮されない転職エージェント:公認会計士に最も有利

以下の転職エージェントは公認会計士に対する理解が高い転職エージェントです。是非、これらの転職エージェントを利用してみてください。(もちろん学歴差別などありません。)

現時点存在する唯一の「公認会計士特化型」:マイナビ会計士(圧倒的、求人保有数)

公式サイト:

  • 保有求人数 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.8
  • 転職先業種の網羅性 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.7
  • カウンセラーの質:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 5.0
  • レスポンスの速さ:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 4.5
  • 報酬交渉力 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.8

総合評価 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.76

マイナビ会計士は、公認会計士の転職に特化した唯一の転職エージェントです。

大手マイナビ社のリソースを使い、さまざまな企業との間に太いパイプがあり、報酬交渉もかなり柔軟に行ってくれます。

転職先ジャンルも、ハイクラス転職ももちろんのこと、さまざまなジャンルを網羅しており、保有求人数は4,000件を超えており、他社を圧倒的にしのぐ求人数となっています。

公認会計士であれば、まず登録必須の転職エージェントといえます。

マイナビ会計士のカウンセラーは、とても誠実にコンサルティングをしてくださいます。おかげで、私が抱えている悩みを包み隠さず、伝えることができました。
3回目の転職では、前職より105+の報酬交渉を行なっていただけました。

公認会計士の実力でハイクラス転職を実現!:JAC Recruitment

公式サイト:

  • 保有求人数 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.6
  • 転職先業種の網羅性 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.7
  • カウンセラーの質:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 4.4
  • レスポンスの速さ:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 4.5
  • 報酬交渉力 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.6

総合評価 :⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 4.5

JAC Recruimentは、前述したコンコードなどと同様、ハイクラス転職を実現するのに特化した転職エージェントです。

外資系企業やグローバル企業の案件、またコンサルティングファームの案件も豊富にあります。

マイナビ会計士は公認会計士特化案件保有数が4,000件をこえていますが、

JACのトータルの案件保有数は、数万件にものぼります。

公認会計士や税理士などの士業への理解が深く、コンサルタントも良心的かつ誠実に対応してくださいます。

国内だけにとどまらず、海外の転職案件も豊富なのがJACの強みです。

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