公認会計士・税理士のKENです。
当コンテンツでは、公認会計士が監査法人から未経験分野に挑戦する場合の注意点や、
転職エージェントの利用方法についてお伝えしたいと思います。
- 未経験分野(事業会社、コンサルティングファーム)に転職する時の注意点
- 転職エージェントの賢い利用方法
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未経験分野に転職する時の注意点
年収がダウンするケースもある
監査法人は他の職種と比較すると、相対的に給与水準の高い組織です。
未経験で特に「事業会社」に転職する場合は、給与水準が低くなる可能性があることを念頭におかなければなりません。
事業会社に転職する場合は、資格手当は支給されるものの、給与体系自体は一般職と同様であることがほとんどです。
監査法人のような規制業種とは、給与体系を異にします。
「専門家として」以上に「ビジネスパーソンとして」が求められる
監査法人では、クライアントからの要求は、会計の専門知識でもってその企業の監査要請に応えるというものでした。
未経験分野に転職する場合には、また改めてその業界の知識を仕事の中で素早くキャッチアップするアンテナやコミュニケーション能力など、ビジネスパーソンとしての総合力がより求められることになります。
環境への適応度
公認会計士の働き方のいいところとして、大企業クライアントへの転職が可能なところと、小規模会計事務所などへもそこまで報酬水準を下げずに転職することが可能なところがあります。
ただ、BIG4といった大規模な監査法人に勤務していた場合、従業員も4,000~5,000人といった規模が多く、アサインされた部署や担当が合わなければ、異動を希望することもできます。
一方で、小規模の会計事務所では、経営者の個性が色濃くでるため、組織に適応できないとまた転職しなければならないという自体になりかねません。
その点、転職先企業の雰囲気をある程度掴む必要があります。
失敗転職(ミスマッチ)を防ぐために
求職者、企業側のミスマッチを防ぐためには、
企業の研究が必要不可欠ですし、面接だけでなく、できることならその企業の内部者もしくはOBとお話しする機会が作れるならば、作るべきです。
ある程度大きな規模のコンサルティングファームや事業会社、税理士法人であれば、OBを紹介してもらえる転職エージェントもあります。
また、中堅や小規模の税理士法人ですと、社員と食事会の機会があったり、飲みの場に参加することできたりします。
私もFAS系税理士法人に転職する際は、食事会に機会を設けていただき、参加させてもらいました!
転職先の様子、社風まで把握している転職エージェントを利用しよう!
求職者、転職先企業だけでなく、転職エージェントもミスマッチについては懸念しています。
そこで、各社転職エージェントも転職ノウハウを教えたり、履歴書、職務経歴書の記載の仕方、また面接対策を実施しています。
しかしながら、それらにどこまで効果があるかは疑問です。
肝心なことは、転職先企業の雰囲気がよくわかっていることでしょう。
転職先企業の様子が分かれば、自分が働くイメージが持てますし、そのイメージが自分にとってプラスであるならば、
それは、転職先企業からみたあなたの印象もプラスであることが多いです。
企業の社風分析をしっかり行なっている転職エージェントはいくつかありますが、おすすめは
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マイナビ会計士:企業とのリレーションの深さ!
いくつかの転職エージェントを利用してきましたが、
企業のことを一番に理解し、企業と転職者とのマッチングを一番に重視しているのは、マイナビ会計士だと私は感じました。
この会社は、マイナビ社全体として、どの企業からも人材紹介会社最大手としての強い信頼度とブランドを有しています。
それは、誠実な社員がコツコツと作り上げた信頼力ともいえるし、会社全体として、社員の教育にかなり力をいれていることも理由として言えるかもしれません。
いずれにしても、マイナビ社、マイナビ会計士のブランド力は相当なもので、
他の転職エージェントでは聞くことのできない転職先企業の内部情報にずいぶん精通しています。
マイナビ会計士:OB紹介!
マイナビ会計士のもう一つの強みは、マイナビ会計士を利用して、その転職先企業からさらに次の転職先に転職したOBにコンタクトをとることが可能です。(マイナビ会計士の紹介)
OBからは、その企業の良い面と、悪い面のリアルな情報が聞けます。
是非これを利用しましょう。先々のビジョンについてもきくことができ、とても有意義です。
マイナビ会計士:カジュアル面談、また食事会もお願いしよう!
転職先によっては、一次面接の前に、カジュアル面談を人事の担当者と行える場合もあります。
これはもちろん利用した方がいいのですが、1次面接と2次面接の間、もしくは内定後に、カジュアル面談をマイナビ会計士が設定してくれる場合があります。
求職者としては、会社のトップと話すだけでは不安です。
実際に仕事するのは、現場のスタッフであり、すぐ上の上長です。
そういった不安を拭うべく、現場の担当者とコミュニケーションをとる機会をマイナビ社は設けてくださいます。
未経験分野に挑戦する年齢の制限
未経験分野に挑戦するにあたっての年齢の上限をお伝えしておきます。
- 戦略コンサルティングファーム、投資銀行:基本的に20代まで
- M&Aコンサルタント、企業再生、事業再生:30代前半まで
- 税務(組織再編税制、国際課税などBIG4中心):30代後半でも可能
戦略コンサルや投資銀行を志望する会計士も中にはいらっしゃいますが、この分野は完全に会計から離れます。
ですので、会計のスキル・経験を活用できる余地が少なく、本当に完全な未経験分野に該当します。これらハイクラス企業は、新卒で一気に採用する会社が多いので、中途ではハードルが高く、よって20代までが転職の足切り年齢といえるでしょう。
加えて、M&A業界、特にFAを経験したい場合は、これも基本的には20代までです。
DDやバリューえーション業務にひたすら携わりたりということですと、30代でも問題ありませんが、新しいM&A業界に関する知識のキャッチアップに苦労することでしょう。
一番スキル移行が容易なのが、税務(もしくは事業会社経理)です。
この分野は、会計のスキルのバックグラウンドが活かせる分野なので、比較的に楽に転職活動が進められるでしょう。
会社によっては、ワークライフバランスが整っていること、また給与水準もそこまで下げずに転職することも可能です。
マイナビ会計士の登録の手順
それでは、実際にマイナビ会計士に登録する手順をお伝えします。
まずは、公式サイトより登録手続きをしましょう。
名前、現在在職中か、退職済みか、資格保有の有無等、簡単な入力で2,3分でできます。
2,3日営業日で担当者より、電話orメールで面談日程の調整連絡が来ます。
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担当者より、いくつか面談日程候補を挙げられます
(※ここでなるべく、早めに返信しましょう。返信の速さで、「この人は転職に強い意志がある」ということの現れだとエージェント側も認識しますし、その後の先方の対応も変わってきます。)
コロナ情勢に伴い、現在は、ほとんどweb面談or電話面談となっていますが、初回はほとんどweb面談です。
ログイン画面内に、web履歴書と職務経歴書のアップロード箇所があります。
マイナビ会計士の場合、ここの入力を怠っても良心的にweb面談を行なってくれますが、しっかり記入した方が印象はいいでしょう。
特に、転職先、業務をある程度絞っている人は、職務経歴書の欄に「〇〇の業務を希望します」との旨を記載すると転職活動がスムーズにいきます。
面談では、希望条件のすり合わせや、転職における悩みなど、ざっくばらんにお話しできます。
マイナビ会計士の転職カウンセラーは気さくな方が本当に多いので、正直ベースでお話しした方が、希望も叶いやすいです。
希望条件にそって、求人を多い人で20件、30件程度紹介してもらいます。
求人を紹介されたら、一旦自分で持ち帰って求人を吟味します。
必要であれば、企業のHPを参照し、企業の雰囲気や詳細な業務内容を確認、また不明点はエージェントに深掘りして聞きましょう。
会社の雰囲気などは、HPでわかる部分はたくさんありますが、マイナビには企業担当者がいるので、その担当者に詳しく企業分析状況をきくとよいです。
エージェントの添削まで終えた履歴書、職務経歴書をもとに、企業へ応募しましょう。応募の方法は、必ず転職エージェント経由にして、step7の報酬交渉をお願いできる状況にしましょう。
また、企業への心証として、転職エージェント経由の方が印象がいいです。
自分での応募は、転職先先方からのコンタクトが遅かったりして不便です。
ここは、マイナビ会計士の腕の見せ所です。
あなたが、あまり裏表なく正直に自分のパーソナリティをカウンセラーに伝えることで、カウンセラーはあなたの長所を引き出してくれます。
ここは、自分の力では難しい部分なので、最低希望年収と実際希望年収だけエージェントに伝え、
あとはカウンセラーにお願いしましょう。
必要に応じて、内部社員とのカジュアル面談、食事会を設定してコミュニケーションを深めましょう。
未経験分野への挑戦は、慎重に、しかし大胆にチャレンジ!
監査法人に所属していると、相対的に高い給与と標準化されつつある決められた仕事を全うする習慣がかたまっているため、
未経験分野へ転職すると、戸惑うことが多い人がいることも事実です。
是非事前にしっかり情報収集して、転職活動に臨みましょう。
情報収集は転職エージェント
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