監査法人だけじゃない!税理士法人の非常勤!メリット・デメリット!

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こんにちは^^

公認会計士・投資家(理想のキャリアコンサルタント)のKENです。

当ページでは、公認会計士が監査法人や税理士法人で「非常勤職員」として働く働き方をお伝えします。

独立している場合をはじめとして、現在ではフリーランスで働く機会が増えています。

非常勤としての働き方は、監査法人で働く方法が一般的ですが、税理士法人でも募集しているところがありますので、当ページではそれぞれについて触れたいと思います。

目次

監査法人で非常勤として働くメリット

監査法人で非常勤として働くメリットは以下の通りです。

  • 高い時給
  • 他にも独立・フリーランスで仕事している会計士と交流できる
  • いつでも辞めることができる
  • 働く時間の管理がしやすい(残業がない)

高い時給

監査法人非常勤の時給は、5,000円から10,000円にもなります。(とても恵まれていますね。)

週2日働くだけで、生活を成り立たせることが可能です!

一度このスタイルに慣れると、常勤で働くのがバカらしくなるというのがうなずけます。

時給について、詳しくは下記の記事に掲載があるので、ご参照ください!

簡単に説明すると、以下のようにまとめられます。

他にも独立・フリーランスで仕事している会計士と交流できる

非常勤の募集を多くしている法人は、中堅中小監査法人ですが、こちらの法人には独立・フリーランスで仕事をしている社員が多くいらっしゃいます。

皆優秀ですし、独立・フリーランスの様々なロールモデルを見ることもできます。

馬が合えば、一緒に仕事(業務提携)することも可能でしょう。

いつでも辞めることができる

繁忙期の途中に、急に辞め出すようなことを除けば、非常勤は辞めるタイミングがとても調整しやすいです。

特に責任を感じることなく(責任ある仕事は割り振られません。)さっと引き継ぎをし、辞めることが可能です。

働く時間の管理がしやすい(残業がない)

これも大きなメリットですが、希望しない限り、残業がありません。

振られる仕事もスタッフワークですし、時間になったら切り上げることが行いやすいです。

子供の迎えがあるお母さん会計士にもとても、都合が良い働き方といえます。

監査法人で非常勤として働くデメリット

監査法人非常勤で働くデメリットは以下の通りです。

  • 辞めるタイミングを失う
  • 業務中に成長が感じられない、業務内容がルーチンワーク
  • 契約期間がある

辞めるタイミングを失う

あまりに時給がよいので、上述した通り週2日の勤務で生活が成り立ちます。

「このままでいいかも。笑」と心の中でふと思う瞬間が出始め、一時的に働くだけのはずが長期に渡ってしまう人もいらっしゃいます。

結果、独立のために活動(例えば、集客活動)が遅れたり、支障がでます。

ですので、いつまで非常勤として働くかの線引きは必要です。

業務中に成長が感じられない、業務内容がルーチンワーク

契約時点で、業務内容についてはしっかりすり合わせがありますが、いざ働いてみると、業務内容は簡単なバウチングに始まり、

簡単な監査調書の作成と、独立するような人からするととても退屈です。

1日7、8時間拘束されると考えると、成長を感じられないことがストレスになるかもしれません。

契約期間がある

非常勤の契約期間は通常「1年」です。

契約が解消されるという話はきいたことがありませんが、パフォーマンスがあまりに低いと契約打ち切りということもあるのかもしれません。

(多くは、もっと長期で働いてほしい!とお願いされるようですが、)

税理士法人で非常勤として働くメリット

次に、税理士法人で非常勤として働くメリットについて見ていきます。

「非常勤」というと、監査法人のイメージですが、税理士法人でも非常勤の募集はしています。

ただ、大規模な税理士法人やbig4では募集はしていません。

小規模(職員10人から20人程度)の会計事務所のことを指して、ここでは税理士法人と言っています。

このような小規模事務所では、税務申告書のレビューができる人がいない(代表以外に)

ということで、レビュワーの人手不足から転職エージェントに募集をかけている場合があります。

ですので、完全に税務初心者の公認会計士ですと、契約に至らない可能性が高いかもしれませんが(これは人によるかと思います。実力があればほとんど未経験でも契約になるでしょう。)

税務を主軸として、独立を考えている人で、ある程度税務の知識・経験がある人にとっては、よい働き方といえるかと思います。

メリットは以下の通りです。

  • 税務の知識の研鑽ができる
  • 小規模事務所運営状況を垣間見れる
  • 職員のマネジメント経験が積める

税務の知識の研鑽ができる

申告書のレビューが依頼業務の中心なので、自分の税務の知識を確認しながら、必要であれば、国税庁など一時情報にアクセスして、業務の中で知識の研鑽ができます。

監査法人の非常勤業務が、ルーチンワークであるのに対し、こちらは比較的考えて取り組むので、

仕事の中で成長できる側面もあり、飽きることは少ないでしょう。

税務の知識は、新しいQ&Aが国税庁のサイトにもどんどんあげられ、ある程度キャッチアップする必要がありますね。

小規模事務所運営状況を垣間見れる

小規模税理士法人は、多くの場合、有資格者と無資格者の混合で運営されていることが多いですが、

独立当初は、人を雇う場合の運営がどのように行われているかイメージがつきにくいことが多いです。

事務所の雰囲気や、空気感、来客時の対応など、日常の本当に些細なところから小規模事務所の運営状況を勉強することができます。

職員のマネジメント経験を積める

上述した通り、有資格者と無資格者で混合で成り立っている事務所の場合、有資格者が無資格者の資料レビューと同時に、マネジメントを行います。

独立して人を雇う場合には、必ず発生する仕事なので、

非常勤業務を通じて、税務のマネジメント仕事の経験を積むことができることは、よい経験になるでしょう。

税理士法人で非常勤として働くデメリット

次に税理士法人非常勤のデメリットを見ていきます。

  • 時給が監査法人の非常勤と比べると少ない
  • 業務内容については、契約時にしっかりすり合わせが必要
  • 残業がある場合もある(残業代の取り決め)

時給が監査法人の非常勤と比べると少ない

税理士法人非常勤の場合、相場の時給というのはあまりはっきりしていませんが(その税理士法人に事情によりかなり異なります。)

監査法人ほど支給はされないという認識で間違いないです。

大体、3,000円〜4,000円といったところです。(私が、紹介された案件は、3,600円でした。)

ですので、この非常勤の仕事だけでしばらくやっていく(食っていく)というのは、難しいかもしれません。

ただ、逆に監査法人非常勤と違って良い緊張感をもって、独立に向けての活動(ネット集客活動など)ができ、良い側面もあるかもしれません。

業務内容については、契約時にしっかりすり合わせが必要

小規模事務所においては、有資格者は貴重です。

可能であればお願いしたい仕事は、正直山ほどあります。

ですので、業務内容については契約時にしっかりすり合わせをしておかないと、場合によって、あれもこれも、ということになりかねません。

業務内容については、契約時に具体的かつ明確に、取り決めておきましょう。

残業がある場合もある(残業代の取り決めを!)

小規模税理士法人で仕事する場合、良くも悪くもルーチンワーク以外も任されるため、

すぐに作業を切り上げられないこと日もでてきます。

そのため、残業が発生することも多少は出てくるでしょう。

したがって、残業代の取り決めを契約当初に明確に行なっておきましょう。

(後々になると、この辺の事情は面倒です。)

監査法人や税理士法人の非常勤求人の探し方

監査法人非常勤求人の探し方は以下の通りです。

  • JICPA経由で求人応募する

監査法人+税理士法人求人の探し方は以下の通りです。

  • 知り合いの公認会計士・税理士からの紹介
  • 転職エージェントを使用する

監査法人求人の探し方

公認会計士会員もしくは準会員の方であれば、「日本公認会計士協会」の求人情報サイトを無料で使用することができます。

ただ、こちらは求人数が少ないので、希望の条件にかなった案件を見つけることが、少々難しいかもしれません。

監査法人+税理士法人求人の探し方

知り合いの公認会計士から紹介

この方法が一番安心、かつ失敗の少ない探し方です。

気の置けない知り合いと働くことができるので、法人内の事情・雰囲気を事前に色々ヒアリングすることができ、ミスマッチを防げます。

また、業務内容も入社前にしっかりすり合わせができますし、時給についても多少優遇してもらえる可能性もあります!

転職エージェントを利用する

この方法が多く人が採用でき、かつ最良な選択肢になるかと思います。

ただ、現在転職エージェント各社は、非常勤応募の仲介にあまり積極的ではありません。

なぜなら、仲介料が少ないからです。従って、求人案件が豊富にある転職エージェントが少ないです。

私は、非常勤案件を探す際、かなりの数、転職エージェントに登録して比較検討を行いました。

その結果、非常勤案件を豊富にもっている転職エージェントとそうでない転職エージェントがわかりました。

当ページで、その情報についてお伝えします。(かなり、有益な情報だと思いますよ!)

会社名求人案件数報酬交渉業務内容参考:常勤求人数コメント
マイナビ会計士5/54.5/55/54000件圧倒的求人数!
Ms-japan3/55/53/5900件報酬交渉◎
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エージェント
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リクルートエージェント3/53/53/5700件会計士向け求人が少ない↓
ビズリーチ2/54/53/5500件常勤ハイクラス向け
非常勤案件少ない↓

非常勤案件を探す上での最良の選択肢

非常勤案件を探す上での最良の選択肢は、マイナビ会計士とMs-japanの併用です。

求人数が圧倒的に多いのは、マイナビ会計士です。この業界No.1です。

(表は常勤の求人数ですが、非常勤の求人数も同様に豊富に用意されています。)

迷ったら、是非登録してみて下さい。

なお、マイナビの転職サービスは現在無料で行なっていますが、とても人気なサービス(公認会計士の転職市場の活発化に伴い)ゆえ、今後有料化するという話が出ています。

なるべく、無料期間中に登録することをおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

また、Ms-japanは、公認会計士や税理士、また弁護士などの士業の転職に強い転職エージェントです。

こちらは常勤の求人数はそこまで多くありませんが、税理士法人非常勤の求人が多くありました。

また、あまり知られていない情報ですが、Ms-japanは報酬交渉にとても長けています。

報酬交渉力を強化するように、社員が教育されていて、皆交渉のコミュニケーション能力がとても高いです。

(※他では書かれていないオフレコ情報ですよ!)

ちなみに、私は(常勤の3回目の転職)想定年収の+105万の報酬交渉をして頂きました!

是非、こちらも登録してみて下さい。

非常勤としての働き方はとても魅力的

公認会計士が非常勤として、監査法人、税理士法人で働く働き方はとても魅力的です。

通常、アルバイトの身で時給5,000円など支給されることはありませんね。

特に独立・フリーランスを検討している方は、積極的に利用して、自身の生活、また経験値の蓄積に役立てて下さい!

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