こんにちは。公認会計士のKENです。
当コンテンツでは、公認会計士が転職する際に、”高卒”と”大卒”で転職の差があるかついて解説していきます。
ここでいう差とは、内定を獲得できる会社の数に差があるかということです。
監査法人の同期の出身をきいていると、ものすごい高学歴の人から、一方で高卒(中には中卒でも)とても優秀な方がいらっしゃいます。
たくさんの優秀な人材が集まる監査法人ですが、高卒、大卒の違いは入社時にハンデ、もしくはアドバンテージになるのでしょうか。
基本的に関係ない。しかし、超優良企業への転職する時には関係してくる。
転職時において、高卒であるか、大卒であるかは転職活動の大勢に大きな影響はありません。
公認会計士でない一般の就活では、まだまだそうはいかないです。そもそも「応募要件」に大卒必須と書いてある企業もあるくらいですからね。
以下は公認会計士の人の多くが転職する転職先ですが、
- 監査法人(big4・中堅中小)
- 税理士法人・会計事務所
- コンサルティングファーム(FAS、事業再生、フォレンジック)
- 事業会社(上場会社、ベンチャー経理部、財務部、経営企画部)
これらの転職先について、転職時においては重要になるのは、学歴以上に有資格者であるかどうか、と経験値です。
上記の転職先はいわゆる「会計ファーム」のカテゴリです。
会計ファームでは、有資格者であればそれでもって能力担保となるので、転職時において見られるのは、コミュニケーションの力を始めとしたそれ以外のソフトのスキルや、転職前でどんな仕事に従事したか、また語学力などです。
- 投資銀行、PEファンド
- 戦略系コンサルティングファーム
ただ、この場合は、高卒、大卒というよりも大卒かつ高学歴であることがほぼ必須の条件として求められます。
半ば容易に想像がつくところかと思いますが、
高学歴が求められる理由は、いわゆる地頭「論理的思考力」の高い人材を採用するためです。
学歴が低いことそれ自体は「論理的思考力」の力と相関関係があるわけではありませんが、
一時期、超優良企業への選考には、冷やかし同然で、高年収・高待遇を狙った学歴が低く、また
思考力の低い人が多く応募していた経緯があったようです。
そういった人を面接する労力は、超優良企業にとっては、コストでしかなく、よって書類選考時に、高学歴であることが一つのフィルターとしてスタンダードになっています。
また、面接官の好みによって、慶應三田会や、東大金融部などのつながりで面接官の興味を引くなどといったことも多く、そういった面でも結果的に高学歴が好まれる傾向にあります。
会計ファームが公認会計士の王道であり、キャリアアップのベスト選択肢。
上述した戦略コンサルや、投資銀行というのは、一部の優秀な会計士の方なら目指す方がいらっしゃいますが、分野は会計・アカウンティングではなく、経営やファイナンスに近い分野となり、はっきりいって「会計」とは異業種です。
「未経験分野」への転職になります。
公認会計士の方が転職で目指すならば、やはり会計ファームが王道にはなってきますし、多くの方が選択肢として選びます。
それが、ある種監査法人で培った会計のスキルをさらに昇華させ積み上げやすいキャリアといえるでしょう。
学歴フィルターなんていうものはほぼ皆無です。
転職する際に利用するべき転職エージェント
転職エージェントの中には、利用すること自体に学歴フィルターがかかるエージェントがあります。
どういうことかというと、転職エージェントの求職者に対する関わり方、扱いが変わるということです。
私は、いくつもの転職エージェントを利用してきましたが、その中から学歴フィルターがかかるエージェントについて簡単にお伝えします。
※高学歴の方にとっては、有利に働きますが、そうでない方にとっては少し利用がしづらいです。
転職エージェント①:アンテロープ
アンテロープは、ハイクラス、エグゼクティブ向け投資銀行、コンサルティングファームを中心とした難関企業対象とした転職エージェントです。
コンサルタントの方々も、投資銀行出身者、また東大京大、早慶出身者がほとんどで、求職者に対しても同等の能力を暗に求めています。
ハイクラス企業で働く生の声がきけ、仕事内容やワークライフバランスについても詳細な情報がきけるため、優良な転職エージェントであることは間違いありませんが、利用する人次第といったところです。
転職エージェント②:コンコード・エグゼクティブグループ
アンテロープ同様の、ハイクラス向け転職エージェントです。
日本ヘッドハンター大賞初代MVPを獲得したりと実績が豊富な転職エージェントですが、
コンサルタントの質に偏りがあり(特に若いコンサルタント)、どこか事務的で、私個人的には少し相談しづらいと感じました。
コンサルタントの人がおっしゃるに、「学歴があまり高くない人が、冷やかしで登録してくることに辟易している」とのことです。
皆が利用しやすい安心の転職エージェント
マイナビ会計士
公式サイト:https://cpa.mynavi.jp/
- 保有求人数 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.8
- 転職先業種の網羅性 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.7
- カウンセラーの質:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 5.0
- レスポンスの速さ:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 4.5
- 報酬交渉力 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.8
総合評価 :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 4.76
公認会計士が転職エージェントを利用するにあたって、まず肝心になるのが保有求人数と、業種の網羅性でしょう。
この点、マイナビ会計士は、4,000件以上もの求人を保有しており、業界で圧倒的トップの求人数を誇っています。
また、数少ない公認会計士特化型の転職エージェントであり、転職先業種は網羅されています。
転職カウンセラーもとても良心的で、特に初心者の方にはとても利用しやすいかと思います。
参考までに各転職エージェントの比較表を掲載しておきます。
マイナビ会計士のクオリティの高さをご実感できるかと思います。
是非、利用してみてください。
高卒とか大卒とか考えずに、自由にキャリアを考えていこう!
公認会計士に学歴フィルターはないことお伝えしてきました。
有資格であることであなたの能力は担保されています。是非、その資格を利用して、様々なキャリアを築いていきましょう!
コメント